マハーカッチャーナ(摩訶迦旃延)
マハーカッチャーナ(mahaakaccaana、महाकच्चान)、迦旃延(かせんねん)、摩訶迦旃延 (まかかせんねん)ブッダの十大弟子の一人で「論議第一」といわれています。カッチャーナ(迦旃延)の名は、婆羅門種の十姓の一つで、姓を以って名としているため、尊称してマハー(摩訶)カッチャーナ(迦旃延)といいます。マハーカッチャーナの出身などにはいくつかの説があり、はっきりしないところがあります。南インドの婆羅門出身で、たいへん聡明な少年であり、また、その兄も博学でした。兄がバラモン教の根本聖典である『ヴェーダ』を講義するのを聞き、マハーカッチャーナ少年は、その講義を一度聞いただけ内容まで理解で...