【仏教用語/人物集 索引】

空海上人の仏道修行

投稿日:0788年1月1日 更新日:

延暦7(788)年、平城京(古都。784年、長岡京に遷都)に出て、延暦8(789)年、母方の叔父さんである阿刀大足(あとのおおたり)について論語、孝経、史伝、文章などを学びました。延暦11(792)年、18歳で長岡京の大学寮に入り、明経道、春秋左氏伝、毛詩、尚書などを学んだと伝えられます。

大学寮の勉強だけではもの足らず、大学寮を去って仏道修行を始めました。一説には奈良岩渕寺の勤操大徳(ごんそうだいとく)から「虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)」を授かり、大峯山(おおみねさん)や阿波(徳島県)の大滝ガ嶽(たいりゅうがだけ)、土佐(高知県)の室戸崎(むろとのさき)などの霊所で修行を続けられました。大和久米寺で『大日経』を手にしたことと、延暦22(803)年の遣唐使船が出港後ほどなくして遭難し翌年も遣唐使が派遣されることを知り、唐の国に留学する決心をしたと伝えられています。

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