邪鬼とは、仁王像や四天王像に踏まれている小型の鬼で、仏法を犯す邪神として懲らしめられ、苦悶の表情をみせています。悪鬼(あっき)、悪魔などとも総称されます。仏教と切り離した分類でも、たたりをする神や、物の怪(け)、怨霊(おんりょう)と表現されます。
寺院の諸堂や山門などの瓦葺き建造物の屋根の端などに設置され飾られる瓦を総称して鬼瓦といいますが、悪霊が寄りつくのをさけるために邪鬼の面があしらわれているものが多くあります。
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