【仏教用語/人物集 索引】

薬山惟儼(やくさんいげん)

投稿日:0828年1月1日 更新日:

 
中国唐の時代の禅僧。絳州新絳県の出身。石頭希遷無際大師に就いて嗣法。弟子には雲巌曇晟がいる。諡は弘道大師。

17歳で潮陽西山の慧照禅師によって出家し、29歳で衡岳寺の希操律師から具足戒を受け、石頭希遷無際大師に就いて嗣法。非思量の坐禅で知られる

・「薬山弘道大師、ちなみに無際大師の指示によりて江西大寂禅師に参問す、三乗十二分教、某甲ほぼその宗旨をあきらむ。如何是祖師西来意(如何ならんか是れ祖師西来意)。
かくのごとくとふに大寂禅師いはく、
有時教伊揚眉瞬目(ある時は伊をして眉を揚げ目を瞬がしむ)、
有時不教伊揚眉瞬目(ある時は伊をして眉を揚げ目を瞬がしめず)。
有時教伊揚眉瞬目者是(ある時は伊をして眉を揚げ目を瞬がしむる者是)、
有時教伊揚眉瞬目者不是(ある時は伊をして眉を揚げ目を瞬がしむる者不是なり)。
薬山ききて大悟し、大寂にまうす、某甲かつて石頭にありし、蚊子の鐵牛にのぼれるがごとし。」(「正法眼蔵」有時

・「薬山弘道大師、坐次に、有る僧問ふ、兀々地什麼をか思量せん。
云、箇の不思量底を思量す。
僧云、不思量底、如何が思量せん。
云、非思量。」(「正法眼蔵」坐禅箴

生誕 745年

命日 828年

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