1231年

仏教を学ぶ

『正法眼蔵 』(しょうぼうげんぞう)

正法眼蔵は、道元禅師が23年間に渡りまとめ説かれたもので、1231(寛喜3)年8月に最初の巻である『弁道話』をあらわされました。最終巻は示寂の年1253(建長5)年1月に完成した『八大人覚』の巻です。その題名が示すように、釈尊から歴代の祖師をつうじてうけ継いだ正しい教法の眼目をあますところなく収蔵して提示しようとした書物ということが出来ます。その内容の多くは、道元禅師の深い悟りの境涯を、禅師独特の語法で説示した高度なもので、現代においても、日本の生んだ最高の宗教思想書とも評され、世界的にも高い評価がなされており、特に曹洞宗における根本的な聖典です。一般的には95巻とされていますが、それは道元禅...
人物

松殿基房(まつどのもとふさ)- 藤原基房(ふじわらのもとふさ)

平安時代末期から鎌倉時代前期にかけての公卿。実名は藤原基房。藤原北家、関白・藤原忠通の五男。官位は従一位、摂政、関白、太政大臣。松殿家の祖。 松殿・菩提院・中山を号す。通称は松殿関白。生誕 天養元年(1144年)/久安元年(1145年)命日 寛喜2年12月28日(1231年2月1日)菩提院松殿中山基房大居士<< 戻る