1117年

仏教を本気で学ぶ

融通念仏宗の開宗

永久5年(1117)5月15日 午の刻(正午)良忍上人が大原来迎院にて一心に念仏を称えている修行中、阿弥陀仏が速疾往生と言って、後の世を待たずに、現世に誰もが速やかに智恵がかがやき喜び溢れる幸せの世界に至る方法として融通念仏の法門を授与されました。その授与された御文を「弥陀の妙偈」といい、融通念佛宗の教えの要となりました。「一人一切人 一切人一人 一行一切行 一切行一行 是名他力往生 十界一念 融通念仏 億百万遍 功徳円満」告げ終わって更に大光明を放って、白い絹一枚を上人に授与されました。そこには今しがた空中にお姿を現された仏、菩薩の尊像が描かれていました。中央に阿弥陀如来が立ち、その周囲を十...
人物

丹霞子淳(たんかしじゅん)

中国・宋時代の禅僧。芙蓉道楷に就いて嗣法。弟子には長蘆清了、宏智正覚がいる。生誕 1064年命日 1117年<< 戻る