(命日)10月06日

人物

徳本行者(とくほんぎょうじゃ)

江戸時代後期の浄土宗の僧侶。俗姓は田伏氏。号は名蓮社号誉。紀伊国日高郡の出身。徳本上人とも呼ばれた。27歳のとき出家し、木食行を行った。各地を巡り昼夜不断の念仏や苦行を行い、念仏聖として知られていた。大戒を受戒しようと善導に願い梵網戒経を得、修道の徳により独学で念仏の奥義を悟ったといわれている。文化11年(1814年)、江戸増上寺典海の要請により江戸小石川伝通院の一行院に住した。一行院では庶民に十念を授けるなど教化につとめたが、特に大奥女中で帰依する者が多かったという。江戸近郊の農村を中心に念仏講を組織し、その範囲は関東・北陸・近畿まで及んだ。「流行神」と称されるほどに熱狂的に支持され、諸大名...
人物

渋川春海(しぶかわはるみ/しゅんかい)

江戸時代前期の天文暦学者、囲碁棋士、神道家。幼名は六蔵、諱は都翁、字は春海、順正、通称は助左衛門、号は新蘆、霊社号は土守霊社。貞享暦の作成者。姓は安井から保井、さらに渋川と改姓した。暦道の最高責任者でもあった泰福を説得して大和暦の採用に同意させ、3度目の上表によって大和暦は朝廷により採用されて貞享暦となった。生誕 寛永16年閏11月3日(1639年12月27日)命日 正徳5年10月6日(1715年11月1日)<< 戻る
人物

狩野元信(かのうもとのぶ)

室町時代の絵師。狩野派の祖・狩野正信の子で、狩野派2代目。京都出身。幼名は四郎二郎、大炊助、越前守、さらに法眼に叙せられ、後世「古法眼」と通称された。弟は雅楽助。 父・正信の画風を継承すると共に、漢画の画法を整理しつつ大和絵の技法を取り入れ、狩野派の画風の大成し、近世における狩野派繁栄の基礎を築いた。重要文化財四季花鳥図 (京都・大仙院) 8幅 紙本著色 京都国立博物館寄託禅宗祖師図 (東京国立博物館) 6幅 紙本墨画淡彩蔬果図 (東京国立博物館) 4幅 紙本墨画淡彩朱買臣図 (東京国立博物館) 2幅 紙本墨画淡彩山水図 (東京国立博物館) 4幅 紙本墨画淡彩太公望・林和靖図 (東京国立博物館...