ヴィドゥーダバ(瑠璃王)
ヴィドゥーダバ Viḍūḍabha(巴)、瑠璃王(るりおう)、毘瑠璃王(びるりおう)、琉璃王(るりおう)、ヴィルーダカ Virūḍhaka(梵)ヴィドゥーダバの父はコーサラ国(拘薩羅国)のパセーナディ(波斯匿王)、母はマッリカー(末利夫人)で、お釈迦様が生きていた時代に釈迦族を殲滅させた王として知られています。釈迦族を殲滅させるまでの経緯として、パセーナディ王は釈迦族から妃を迎えたいと要請しました。断わった場合、釈迦族を攻めるつもりだったといわれます。釈迦族は他の民族とは婚姻しないという伝統があったともいわれ、その血筋の誇り高さから一計を案じ、釈迦族の王族で大臣の一人と言われるマハーナーマが召...