成実宗(じょうじつしゅう)は、百済の道蔵が日本へ伝えました。延暦25年(806年)の太政官符によれば、三論業3名のうち、1名には成実論を読ませた、とあります。俗諦と真諦とを対立させ、俗諦の存在を認めるが、真実界に立ってみればそれは空であると説かれています。
成実宗とは『成実論』を研究する論宗(経を所依とせず、論を所依とする宗派)です。中国十三宗・日本の南都六宗の1つで、三論宗に附属する宗派です。
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