
buddhism


お釈迦様の最後の旅(ブッダ最後の旅)は仏教の古典ですが、ペットとしてではないですが猫が登場します。同じくスッタニパータには犬が登場します。身近な生きものなのは今も昔も変わりません。

「眼・耳・鼻・舌・身」は「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」の五つの感覚、五感と対応する言葉ですが、そこで得られた情報は頭の中で処理され、その影響を受けて私たちの動きは変わります。ボーっと感じていると、ボーっと生きることになります。感覚が鋭いと、生き方も変わります。しかし、簡単には人生変わりません。感じて、行動して、感じて、行動しての繰り返しでようやく思うように動けるようになります。勉強、仕事、修行、どれも基本はここにあります。

お坊さんの見習いにはまずお経の暗記が求められます。そこから成長していない住職が多くては困ります。お経の内容なんてどうでもいいと思う僧侶が多くては困ります。お経の内容を知っていて、説明出来て、あるいは行動で示して、はじめて僧侶として認められます。

お経はただ唱えればいいというものではありません。その作法は正しくても、そこに心が無ければいけないのです。素晴らしい内容を読んでいても、その意味を知らずに呪文のように読んでいてはいけません。大切なものを見失わないよう取り組むことはやりがいのあることです。

ペットと言っても多種多様です。私の師匠の寺では野良犬を保護して育てていました。亡くなった時は境内の一画に埋葬して、毎朝、線香を供え、お経上げて供養していました。私のペット供養の原点です。

一人ひとりが祈ることで心を整理する機会になって欲しいと動画を公開し、各種法要依頼を受け付けています。心を整えることで気兼ねなく生活を送ることが大事だと考えています。

あと、供養動画は形式的でもあります。伝統仏教が伝えて来た法要そのままという意味で形式的です。例えば、すべてを現代語にすることもできますし、歌にすることも出来るでしょう。しかし、形式を崩しては伝統仏教ではなくなってしまうところもあります。多くの人に認められてきた形です。形式的なものに気持ちを込めたら力強いものになりました。

法要について、形式だけでは心が伴わないことがあります。「命日になるから供養しなければいけない」と感じるのであれば少し休憩しましょう。そんな義務感や形式ではなく、供養したいと思う気持ちが大事です。心が伴わない供養は意味がありません。供養動画は気持ちを込めて公開しています。

誰でも法要を実施できる動画(表白→偈文→般若心経→回向)
法要依頼方法戒名授与・法名授与の依頼ペット供養依頼

誰でも祈願法要を実施できる動画(表白→偈文→般若心経/祈祷太鼓→回向)
🪷 メンバー登録後、各種法要を受け付けています。祈願法要依頼方法

誰でも布薩法要を実施できる動画(反省の日)(表白→三帰礼文→懺悔文[復唱]→開経偈→四弘誓願→般若心経→十善戒→回向→普回向→各自で反省、見つめ直す、見直す時間)
🪷 メンバー登録後、各種法要を受け付けています。布薩法要(満月/新月に実施)戒名授与・法名授与の依頼生前戒名/生前法名授与の依頼


以前、YouTubeでお経動画を公開していた時は、こんなお経もできる、この宗派も対応できる、というように選択と集中が上手くいかずに公開を打ち切っていました。今はシンプルに考えて、誰でも利用してもらえるお経動画を編集中です。

伝統仏教にも問題があります。供養にしても、祈願にしても、布薩にしても、単なる儀式になってしまっている寺院が多くなっています。一人ひとりの気持ちの現れとしての、供養、祈願、布薩であってほしい、そういう場所を残さなければという思いで寺院センターの各種依頼を提供しています。合掌

獅子吼(ししく)
獅子吼とは、ブッダが説法する様子を獅子のほえる様子にたとえたものです。ブッダが大衆に恐れることなく説法することをいいます。師子吼とも書かれます。一般的に使われる場合、雄弁をふるうこと、意気盛んな大演説をすること等の意味で使われます。・「尊き師(ブッダ)はその時僧衆にうやまわれ、獅子が林の中で吼えるように修行僧(比丘)らに法を説いておられた。」(スッタニパータ 1015偈)<< 戻る

9月の出来事/有名人の誕生日・命日

伝統的な位牌や仏壇はどうでしょうか?位牌は故人を仮に見立てたものです(そこには様々な意味が込められていますがここでは割愛)。仏壇はお寺の小さい版です。お釈迦様を代表的な本尊としますが、仏が教えを説く象徴であり、理想を形にした場所です。日本では先祖崇拝と合わさって、先祖が守ってくれているという象徴にもなっています。

オンラインの仏壇、墓石というものを何年も前に企画したことがありますが、今は類似サービスを含めておすすめしません。何故ならば、故人の写真や戒名(故人情報)を他人に預けて公開され、ウェブページやQRコードで読み取る等の方法でそれを確認するわけですが、自分で持っていればいいだけですよね。親戚に画像データなり、戒名を見せれば済む話なので、オンラインの仏壇やオンラインの墓石/霊園は必要のないものだと思います。

戒・定・慧の三学(さんがく)
三学(さんがく)とは、ブッダによって示された、修行者が必ず修めるべき3つの基本的な修行項目のことです。三勝学(さんしょうがく)ともいわれます。戒学、定学、慧学の3つを指して三学といいます。この戒、定、慧のそれぞれを次で見ていきましょう。戒学(かいがく)戒により、悪をとどめ善を修めることで、身・口・意(しん・く・い)の三業(さんごう)が清らかになり、禅定に入りやすくなる。定学(じょうがく)その禅定を修めることで、身心を静かに精神統一を行ない、雑念を払い思いが乱れないことで智慧が得られやすくなる。慧学(えがく)その智慧を修めることで、正しく真実の姿を見極めることが出来るようになる。この戒・定・慧の...

布薩(ふさつ)‐ ウポーサタ
布薩(ウポーサタ)とは、主要な行動を起こすために準備をすることが元々の意味です。布薩の日には、一堂に会して戒律の条項を読み、罪を懺悔します。布薩はウポーサタの音写です。伝説によると、仏教の初期において、ビンビサーラ王の勧めにより布薩の行事を取り入れ、時代によってその内容は変更を重ねています。▶ 布薩法要(満月/新月に実施)出家者の布薩は半月に1回、満月と新月の日に行いましたが、最も主要なものは満月の日に行いました。一堂に会して戒律の条項を読み、罪を懺悔します。在家信者の布薩は半月に3回、行いました。その日に八つの戒めを守り、説法を聞き、断食し、出家者に食物を給します。(詳細は下記にて)以上の布...

地蔵菩薩(じぞうぼさつ)
地蔵菩薩は、お地蔵さん、お地蔵様などとも呼ばれ、サンスクリット(梵語)では、クシティ・ガルバ・ボーディサットヴァといい、クシティとは「大地」の意味で、ガルバとは「胎内」「子宮」の意味で、大地のように広大な慈悲で生あるもの全てを救うという菩薩です。釈迦仏の入滅後56億7千万年後の未来に衆生を救済する為に出現する弥勒菩薩がこの世にいない間、六道で苦しむ衆生を教化・救済する菩薩で、日本では平安時代から広く信仰されるようになりました。姿の特徴としては、頭を丸めた僧形で、左手に宝珠(ほうじゅ)、右手に錫杖(しやくじよう)を持物(じもつ)とする姿が多いようです。自ら六道を巡る菩薩として親しまれていることか...

オショウライ(御精来・御精霊・御招来)/富山県のお盆の迎え火
(上市川の河川敷に並ぶ「におとんぼ」)2024年の読経は上市町仏教会の浄土系寺院による阿弥陀経でした。数年前は禅宗系の甘露門だったので、持ち回りの当番でやってるのかな??2022年、3年ぶりに上市の花火大会が開催され「オショウライ」「におとんぼ」との共演が見られました。2020年、2021年は上市の花火大会も新型コロナウイルスの影響で自粛して静かな8月13日を迎えました。2021年8月のお盆は全国的な大雨で上市町も例外ではなく、燃やされることなく晴れを待つ「におとんぼ」が雨の中に立っていましたが、2022年は台風の影響で夕立がありましたが、花火大会の時間にはやんでいました。(2022年8月14...

京都の五山 ~五山制度と臨済宗~
1386(至徳3)年、室町幕府三代将軍足利義満によって、最終的な五山が決定され、南禅寺を別格上位とする京都五山と鎌倉五山が決定しました。今回は京都五山を紹介します。合わせて、インドの五山、中国の五山と、鎌倉五山や京都五山にどのようにつながってきたかをこれまでも別記してきましたのでご覧ください。南禅寺 (なんぜんじ)京都五山の上。亀山法皇が無関普門禅師(大明国師)をむかえ、1291(正応4)年に離宮を禅寺にして開かれた寺院で、五山の上に置かれ、全ての禅寺の中で最高位の格式をもちます。天龍寺(てんりゅうじ)京都五山の第一位。室町幕府初代征夷代将軍足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため夢窓疎石をむかえ...

キリコ(箱キリコ・板キリコ・風鈴キリコ)/石川県金沢市周辺のお盆
石川県金沢市とその周辺の一部地域では、お盆に墓参りをする時に「キリコ」と呼ばれる木と紙でできた箱型の灯篭のようなものを持参し、中にろうそくを立てて墓前につるす風習があります。類似品として箱キリコ・板キリコ・風鈴キリコ・紙キリコなど様々な形がありますが、他の地域で見られない金沢独自のものです。なお、家庭にもよりますが、石川県内でも「7月盆(新盆)」は金沢市のみで、加賀や能登など石川県のほとんどの地域は「8月盆(旧盆)」で行われる場合が多いです。「キリコ」は先祖の迎え火を保護する為に使われるようになったともいわれますが、その由来に明確な説はないようです。キリコの表面や裏面には持参した人の名前を記入...

祈願法要依頼受付
祈願法要とは、厄除開運、家内安全、身体健全、心願成就、無病息災、交通安全、商売繁盛、合格祈願、就職成就、良縁成就、因縁消滅などを祈願・祈祷することです。🪷 メンバー登録後、各種法要、祈願を受け付けています。当方では毎日、伝統仏教の儀式による法要を行なっております。皆様のご家族や知人を含む世の中、全ての方々を対象とした読経/回向(えこう/祈願内容読み上げ)をご依頼の有無に関係なく日々実施しています。また、寺院センター動画チャンネルでは祈願の気持ちをサポートする動画を提供しています。祈願のご依頼時にご利用ください。(依頼者がご自身で法要実施する用の動画です。実際に行う法要は1時間ほどです。)・ご依...

8月はお盆の準備を
8月はお盆休みがあるように、伝統行事としての「お盆」も日本全国で行われます。現在、太陽暦の8月15日を中心とした期間に行われる(旧盆、月遅れのお盆、旧のお盆)ことが多いですが、都心部など地域によっては、太陰暦の7月15日を中心とした期間に行われていた名残で、現在でも7月15日を中心とした期間に行われています(新盆、新のお盆)。様々な都合により、場合によっては寺院の都合で、同じ地域であっても別々の日に「お盆を迎える」ということも珍しくありません。より詳しく! ⇒ お盆(盂蘭盆会)お盆は祖先の霊を祀る行事です。日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した特色があります。四十九日の忌明け後、初めて迎えるお盆を...

ペット供養依頼
愛犬や愛猫などペットの供養を伝統仏教のお坊さんが読経・回向でペットの名前などを読み上げて行われます。供養内容は追善供養を基本としますが【葬儀告別、初七日、2七日、3七日、4七日、5七日、6七日、満中陰四十九日忌、百箇日忌、1周忌、3回忌、7回忌、13回忌、17回忌、23回忌、27回忌、33回忌、50回忌、お彼岸、月命日】などのご要望にも対応しています。・このページ本文に記載のリンク先は必ずご確認の上、ご依頼/ご相談ください。🪷 メンバー登録後、各種法要、ペット供養を受け付けています。当方では毎日、伝統仏教の儀式による法要を行なっております。ペットや皆様のご家族、知人を含む世の中、全ての方々を対...

8月の出来事/有名人の誕生日・命日

お盆(盂蘭盆会)
お盆(ぼん)、盂蘭盆会(うらぼんえ)とは日本で夏に行われるの祖先の霊を祀る行事です。日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した特色があります。現在、太陽暦の8月15日を中心とした期間に行われる(旧盆、月遅れのお盆、旧のお盆)ことが多いですが、都心部など地域によっては、太陰暦の7月15日を中心とした期間に行われていた名残で、現在でも7月15日を中心とした期間に行われています(新盆、新のお盆)。様々な都合により、場合によっては寺院の都合で、同じ地域であっても別々の日に「お盆を迎える」ということも珍しくありません。お盆はいつ?お盆の期間は?8月13日、盆入りの夕方には迎え火を先祖の霊が迷わないように焚きます...

施餓鬼会(せがきえ)- おせがき
施餓鬼会とは、施餓鬼、施食会(せじきえ)とも呼ばれる寺院で行われる法会の名称です。修める時期に定めはありませんが、多くの地域・宗派では7月や8月のお盆前後に勤められており、この場合はとくに「盆施餓鬼」と呼ばれる場合もあります。一般的には「お施餓鬼」「おせがき」と呼びならわされています。施餓鬼会で行われていることは特定の先祖への供養ではなく、餓鬼道で苦しむ衆生(生命のある全てのもの)に食事を施して供養することです。また、その良いことをした功徳(くどく)を自分のものとせずに、先祖供養のために回向(えこう、振り向ける)する法要でもあります。施餓鬼会には施餓鬼棚(せがきだな)が設けられ、そこには花・ロ...

開眼法要(魂入れ法要・お性根入れ)
開眼法要(かいげんほうよう)とは、仏壇の中に安置するご本尊や位牌、法名軸、または、墓石に魂を入れる儀式であり、魂入れ(たましいいれ/たまいれ)、お性根入れ(おしょうねいれ)、入魂式(にゅうこんしき)、など呼び方は様々です。また、お寺により作法もお布施、諸費用についても様々です。いわゆる「仏作って魂入れず」の状態であるのを礼拝の対象にするための儀式です。また、親族だけでなく、第三者であるお坊さんを介することで、公私ともに認められることになります。法要依頼<< 戻る