三世仏、三世如来とも呼ばれます。過去・現在・未来の三世に対応した仏・如来を指します。代表的なものは上掲載画像のように向かって左から、阿弥陀仏・釈迦仏・弥勒仏を、それぞれ過去・現在・未来の三世に対応させる三世仏です。この場合、阿弥陀仏は、十劫もの昔に成道した仏として過去仏に、釈迦仏は歴史上の仏として現在仏に、弥勒仏は釈迦仏入滅後56億7千万年後に現れる次の仏として未来仏に対応されています。
上記と違う場合、薬師仏を過去仏に対応される例では、阿弥陀仏を未来仏に対応されていたり、その他、過去仏に釈迦仏を対応されていたり、薬師仏を対応されていたり、盧舎那仏を対応されていたり、様々な例があるようです。
(浄智寺 木造三世仏坐像・神奈川県鎌倉市)
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