石川県金沢市とその周辺の一部地域では、お盆に墓参りをする時に「キリコ」と呼ばれる木と紙でできた箱型の灯篭のようなものを持参し、中にろうそくを立てて墓前につるす風習があります。類似品として箱キリコ・板キリコ・風鈴キリコ・紙キリコなど様々な形がありますが、他の地域で見られない金沢独自のものです。なお、家庭にもよりますが、石川県内でも「7月盆(新盆)」は金沢市のみで、加賀や能登など石川県のほとんどの地域は「8月盆(旧盆)」で行われる場合が多いです。
「キリコ」は先祖の迎え火を保護する為に使われるようになったともいわれますが、その由来に明確な説はないようです。キリコの表面や裏面には持参した人の名前を記入する部分があり、誰が墓参りに来たのかが分かるようになっているという特徴があります。
金沢市内のスーパーなどではお盆が近づくと普通に「キリコ」が売られています。
お盆の必需品
うちは板のやつ#キリコ#お盆#お墓参り pic.twitter.com/4vHL23QC7j— さらでぃまよねーず (@nisemononasubi) August 11, 2022
金沢はお盆に「キリコ」と呼ばれる飾りを使ってご先祖様をお迎えする風習があります。これが何を意味するのか調べまたしたが「よく分かっていない」そうです。
何処かのまとめサイトのようなオチになり大変モヤモヤしていますが、どうして飾るのかますます気になるばかりです。
いかがでしたか? pic.twitter.com/U88KYNi0Ah
— 越山甘清堂 (@kanazawawagashi) July 13, 2022
金沢のお盆は7月、墓地にキリコが並びます。
キリコは白木の枠に紙をはり、へぎ板の屋根をつけた小型の灯籠。名前を書いて吊るし、墓参の証とします。
送り盆の16日、東山の日蓮宗寺院では、夕暮れに合わせてキリコにろうそくの火を灯し、読経をして墓地を回り、先祖の霊を送ります。#お盆 #金沢 pic.twitter.com/DuTMjp7lTE— 石川県立歴史博物館 (@ishireki) July 19, 2020
早朝に父が睡るお墓の掃除に。
新盆のキリコも数本竿に吊り下げてくれていました。
金沢のお盆の風習は、誰が手を合わせに来てくれたか分かる反面…まだ誰が来てないというのも知られてしまうので、
良い風習なのか…悪き風習なのか…?
うちの場合は皆さん来てくれていました。 pic.twitter.com/FqEG5CAQpH
— しゅうと (@SHOOT0618) July 30, 2022
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