【仏教用語/人物集 索引】

鑑真(がんじん)

投稿日:0763年5月6日 更新日:

 
鑑真とは、中国(唐)から6度の航海の末に来日し、東大寺に戒壇を開き、律宗の継承者であり、4万人以上の人々に授戒を行ったとされる中国人僧侶です。

揚州江陽県に生まれ、14歳で智満について得度し、18歳で道岸から菩薩戒を受け、20歳で長安に入り、律宗・天台宗を学びます。鑑真は「四分律」に基づく南山律宗の継承者であり、4万人以上の人々に授戒を行ったとされています。

日本から唐に渡った留学僧・栄叡、普照は授戒できる僧10人を招請するため唐に渡り、742年、戒律の僧として高名で揚州の大明寺の住職であった鑑真のもとを訪れます。栄叡と普照の要請を受けた鑑真は、渡日したい者はいないかと弟子に問いかけますが、危険な渡日を希望する者はいなかったといいます。そこで鑑真自ら渡日することを決意し、それを聞いた弟子21人も随行することとなりました。

天平勝宝5年(753年)、鑑真は嵐などで5度の航海を失敗し、そのため盲目になりましたが意志を変えず、6度目の航海の末に、唐から来日します。東大寺に戒壇を開き、聖武上皇、称徳天皇を初めとする人々に日本で初めて戒律を授けました。後に唐招提寺を本拠として戒律研究に専念し、南都六宗の一つとして今日まで続いています。

生誕 688年(持統天皇2年)

命日 763年6月25日(天平宝字7年5月6日)

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