実業家、国文学者、俳人。角川書店(現・KADOKAWA Future Publishing)の創立者。俳号は源義(げんぎ)、水羊(すいよう)。 辺見じゅん、角川春樹、角川歴彦の父。
富山県中新川郡東水橋町(現富山市)に父・源三郎、母・ヤイの三男として生まれた。父・源三郎は源義誕生時は鮮魚を商っていたが、後に米穀商に転じ成功している。
1930年(昭和5年)、富山県立神通中学校(現在の富山県立富山中部高等学校)に入学した。中学入学時に、すでに俳句にかなり深い関心を抱いていた。
1945年(昭和20年)11月に東京都板橋区小竹町で角川書店を設立した。既に岩波書店から刊行されベストセラーになっていた阿部次郎著『三太郎の日記』を合本として上梓し、成功を収めた。1948年(昭和23年)2月から1949年(昭和24年)8月まで雑誌『表現』を刊行。
1949年5月、角川文庫を創刊。文庫本の刊行形態は(今でいう出版レーベル)、戦前既に岩波書店と新潮社の二つの老舗により、開拓されていたため、新興出版社である角川書店の進出が成功するかどうか危ぶまれたが、結果として関係者が驚くほどの成果を得た。
1952年(昭和27年)6月、俳句総合誌『俳句』を創刊。1954年(昭和29年)、短歌総合誌『短歌』創刊。
生誕 1917年(大正6年)10月9日
命日 1975年(昭和50年)10月27日
浄華院釈義諦
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