『盂蘭盆経』

投稿日:0500年1月1日 更新日:

『盂蘭盆経(うらぼんきょう)』は400年代の終わり頃か500年代の初め頃に中国で成立した偽経(インドで成立したお経ではない)だと考えられています。このページに掲載しているものには竺法護(じくほうご)訳と書かれ、そう信じられていますが、竺法護は中国の西晋(せいしん。256年~316年)時代の僧侶なので、現段階で学問上はそこまで時代をさかのぼることはできないということです。それでは、どんな記録が残っているのかというのを次にあげていきます。

1269年に南宋の志磐が編纂した『仏祖統紀』では、梁の武帝の大同4年(538年)に同泰寺で盂蘭盆斎を設けたことが伝えられ、梁の武帝と同時代の宗懍が編纂した『荊楚歳時記』には、7月15日に僧侶および俗人たちが「盆」を営んで法要を行なうことを記して『盂蘭盆経』の経文を引用していることから、すでに梁の時代には『盂蘭盆経』が既に成立し、寺院では盂蘭盆会が行なわれていたことが確かめられます。南宋(なんそう。1127年~1279年)時代、北宋の都である開封の繁栄したさまを記した『東京夢華録』にも、中元節(7月15日)に「尊勝経」・「目連経」の印本が売られ、「目連救母」の劇が上演され好評を博すほか、一般庶民が郊外の墓に墓参に繰り出し、法要を行なうさまも描かれています。(一部、wikipedia参照)

とにかく『盂蘭盆経』にもとづいて”お盆の行事”が始まったのは確かなようです。

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