「 教行信証 」 一覧

『教行信証』行巻11

 『安楽集』に云わく、「十念相続とは、是れ聖者の一の数の名ならくのみ。即ち能く念を積み思を凝らして他事を縁ぜざれば、業道成弁せしめて便ち罷みぬ。亦労わしく、之を頭数を記せざれとなり。又云わく、若し久行 ...

『教行信証』信巻12

 宗師(善導)の「専念」と云えるは即ち是れ一行なり、「専心」と云えるは即ち是れ一心なり。  然れば願成就の一念は即ち是れ専心なり。専心即ち是れ深心なり。深心即ち是れ深信なり。深信即ち是れ堅固深信なり。 ...

『教行信証』証巻06

 名義摂対は、「向に智慧・慈悲・方便、三種の門、般若を摂取す。般若、方便を摂取すと説きつ。知る応し」(論)とのたまえり。「般若」は、如に達するの慧の名なり。「方便」は、権に通ずるの智の称なり。如に達す ...

『教行信証』化身土巻 - 本09

 信に知りぬ。聖道の諸教は、在世・正法の為にして、全く像末・法滅の時機に非ず。已に時を失し、機に乖けるなり。浄土真宗は、在世・正法・像末・法滅、濁悪の群萌、斉しく悲引したまうをや。  是を以て経家に拠 ...

『教行信証』行巻12

 願に言わく(第十八願)、「設い我、仏を得たらんに、十方の衆生、心を至し信楽して我が国に生まれんと欲うて乃至十念せん。若し生まれずは、正覚を取らじと。唯、五逆と誹謗正法とをば除く」(大経)と。仏願力に ...

『教行信証』信巻13

 『大本』(大経)に言わく、「無上殊勝の願を超発す」と。  又言わく(大経)、「我、超世の願を建つ。必ず無上道に至らんと。名声、十方に超えて、究竟して聞こゆる靡くは、誓う、正覚を成らじ」と。  又言わ ...

『教行信証』真仏土巻

顕浄土真仏土文類五 光明無量の願 寿命無量の願 顕浄土真仏土文類五 愚禿釈親鸞集  謹んで真仏土を案ずれば、仏は則ち是れ不可思議光如来なり、土は亦是れ無量光明土なり。  然れば則ち大悲の誓願に酬報する ...

『教行信証』化身土巻 - 本10

 『末法燈明記』 最澄製作 を披閲するに曰わく、「夫れ、一如に範衛して、以て化を流す者は法王、四海に光宅して、以て風に乗ずる者は仁王なり。然れば則ち仁王・法王、互いに顕れて物を開し、真諦・俗諦、逓いに ...



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