功夫とは、力を尽くすこと、努力することです。実践、勤労という意味もあります。
工夫、公夫と書いても同じ意味で使われます。
「功夫弁道」で、坐禅、修行に精進努力することです。同様に「功夫坐禅」とも使われています。
・「専一に功夫せば、正に是れ弁道なり、修証自ら染汚せず、趣向更に是れ平常なるものなり。」(『普勧坐禅儀』)
・「かの道得のなかに、むかしも修行し証究す、いまも功夫し弁道す。仏祖の仏祖を功夫して、仏祖の道得を弁肯するとき、この道得、おのづから三年、八年、三十年、四十年の功夫となりて、尽力道得するなり。」(「正法眼蔵」道得)
<< 戻る