餓鬼とは、三途・五趣(五道)・六趣(六道)の一つで、常に飢えと乾きに切迫され、食物や飲物でさえも手に取ると火に変わってしまうことから、決して満たされることがない鬼神です。また、集団の名であり、個別の神をさすものではありません。
「死者の霊」を意味する梵語プレータの音訳を薜茘多(へいれいた)といい、仏教では六道の内の餓鬼道(餓鬼の世界)に生まれた者のことをいいます。また、インド神話においてブータという熱病をもたらす鬼には臭餓鬼(しゅうがき)という訳名があります。
「施餓鬼会」「餓鬼大将」「悪餓鬼」
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