仏教を本気で学ぶ

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マガダ国(摩訶陀国)

マガダ国とは、古代インドにおける十六大国の一つ。紀元前682年~紀元前185年。ナンダ朝のもとでガンジス川流域の諸王国を平定し、マウリヤ朝のもとでインド初の統一帝国を築いた。仏典には「摩訶陀国」と表記される。ブッダ(お釈迦様)が活動していた頃の首都は、ラージャグリハ(王舎城)で、この都には竹林精舎があり、そして、近くには霊鷲山がある。仏典にはビンビサーラ王やアジャータシャトル王が登場する。その後、ウダーイン王は首都をガンジス川沿いのパータリプッタ(華氏城)へ移転させ、後に全インドの中心都市として栄えることになる。現在のビハール州の州都パトナに当たる。ブッダ(お釈迦様)とマガダ国紀元前536年、...
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コーサラ国(拘薩羅国)

コーサラ国とは、古代インドにおける十六大国の一つ。仏典には「拘薩羅国」と表記されます。現在のインドのウッタル・プラデーシュ州(UP州)に相当する地域を領有していました。ブッダ(お釈迦様)が活動していた頃の首都は、シュラーヴァスティー(舎衛城)で、この都には祇園精舎がありました。仏典にはパセーナディ(波斯匿王)が登場します。コーサラ国は紀元前6世紀から紀元前5世紀における十六大国のひとつに数えられる大国でしたが、マガダ国との一連の戦争により弱体化し、紀元前4世紀には併合されてしまいます。ブッダ(お釈迦様)とコーサラ国シッダッタ(お釈迦様)の時代、その出身種族である釈迦族はコーサラ国の属国でした。...
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出家踰城

(仏伝「出家踰城(しゅっけゆじょう)」ロリアン・タンガイ出土クシャーン朝(2世紀頃))「どんなに身分が高くても、みな老い、病気になり、死んでいくではないか。バラモンだって同じだ。病気には身分や生まれなど関係ないのだから。日照りや洪水だって、彼らバラモンがどんなに神々に祈っても、まぬがれることはない。では、どうしたら、これらの恐怖に立ち向かうことが出来るのか。私は、生きているうちに、その答えを知りたい」シッダッタ(お釈迦様)は人生の生老病死の苦に疑問を抱き妻子を残し出家をします。ある日の明け方、真理(悟り)を求めるために出家の決意を決めたシッダッタは生まれ育ったカピラヴァストゥ城を去り、自らの髪...
人物

ラーフラ(羅睺羅)

(羅睺羅尊者像・京都満福寺)ラーフラ(raahula、राहुल)、羅睺羅(らごら)、羅候羅、羅怙羅、羅云等ブッダの実子であり、十大弟子の一人で「密行第一」といわれています。厳密にいえば、後にブッダとなった出家する前の釈迦族の王子ゴータマ・シッダッタとヤソーダラ(耶輸陀羅)妃との間に授かった子どもです。意味は日食、月食など食を起こす魔神ラーフ(転じて障害をなすもの)等諸説ありますが、既に出家を決意していたシッダッタ王子にとって、子供の誕生は決意を鈍らせることになったと伝えられます。シッダッタ王子は29歳のとき国、身分を捨て、妻子をも残し出家します。6年後ブッダとなり、ある時、ブッダは生まれ故郷...
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四門出遊

(仏伝浮彫「四門出遊」ガンダーラ(2~3世紀))「なぜ、人は苦しみながらも生きるのだろう」釈迦族の王子であったお釈迦様の名はゴータマ・シッダッタといいましたが、人生に悩むシッダッタを見て、父親のスッドーダナ王(浄飯王)は、気晴らしに外出をすすめました。その時にシッダッタは4つの苦しみについて知ることになります。東西南北のそれぞれの城門から外出するこのエピソードを四門出遊(しもんしゅつゆう)と言います。シッダッタは最初、城の東門から外出します。するとそこに、老人がいました。従者に尋ねると「あれは老人です。老いると皆あのようになるのです」と言いました。次は南門から外出します。瘦せ衰えた病人を目にす...
人物

摩耶夫人(まやふじん)- お釈迦様の母

摩耶夫人とは、シッダッタ(お釈迦様)の生母のことです。梵語や巴語の「マーヤー(Māyā)」の音写で、マーヤー夫人とも表記されます。コーリヤ族の出身とされ、釈迦族のスッドーダナ王(浄飯王)と結婚します。しかし、夫婦の間に世継ぎとなる子どもがなかなか生まれなかったのを悩んでいました。マヤ夫人という表記も。お釈迦様の誕生摩耶夫人はあるとき(ヴァイシャーカ月)に6本の牙を持つ白い象が胎内に入る夢を見てシッダッタを懐妊したとされています。そして、臨月が近づいた摩耶夫人は、生まれ故郷で産む慣わし通りに釈迦族の都・カピラヴァストゥ城から摩耶夫人の故郷デーバダハ城へと旅に出ます。その途中、ルンビニで休息をとら...
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お釈迦様がルンビニで誕生

紀元前565年4月8日(ネパール・インド)仏教の開祖、お釈迦様(ゴータマ・シッダッタ)がルンビニで誕生する。(463年誕生説など諸説あり。ここでは565年誕生説に基づいて以降の出来事を記述しています。)ある日、釈迦族のスッドーダナ王(浄飯王)の后であるマヤ夫人は白い象が体内に入る夢を見てご懐妊されました。長い間子どもが生まれなかった二人はとても喜びました。産む日が近づいたマヤ夫人は、生まれ故郷で産む慣わし通りに釈迦族の都・カピラヴァストゥ城から摩耶夫人の故郷デーバダハ城へと旅に出ます。その途中、ルンビニで休息をとられたところ、アショーカ(無憂樹)という木に咲いている花が美しかったので、1本の枝...
人物

釈迦(しゃか)

釈迦とは、北インドの人物で、仏教の開祖です。お釈迦様と呼ばれる他、いくつもの呼び名があります。主なものは、ゴータマ・シッダッタ、ブッダ、世尊、釈尊、釈迦牟尼、釋迦。如来十号には、如来・応供・正遍知・明行足・善逝・世間解・無上士・調御丈夫・天人師・仏世尊。釈迦の父は釈迦族のスッドーダナ王、生後7日後に亡くなった母は摩耶夫人、その妹で養母となったマハー・パジャーパティー、出家する以前の妃ヤソーダラー、実子であり十大弟子の一人であるラーフラがいます。過去七仏の六番目に数えられる迦葉仏の次にブッダとなったのが釈迦であり、その弟子の代表的存在が十大弟子です。その内のマハーカッサパ、アーナンダの系統が主流...
人物

迦葉仏(かしょうぶつ)

迦葉仏とは、釈迦牟尼仏以前にこの世に現れたと言われるブッダのことで、過去七仏の六番目に数えられるブッダです。カッサパ仏。・七仏通誡偈また、多くの仏典にも登場するが、『スッタニパータ【第2 小なる章】2、なまぐさ』には次のような教えが伝えられている。なお、その章の中で最初の3つの詩がティッサの質問で、続いて9つの詩が迦葉仏の答えが示されている。以下、一部抜粋。242 「生物を殺すこと、打ち、切断し、縛ること、盗むこと、嘘をつくこと、詐欺、だますこと、邪曲を学習すること、他人の妻に親近すること、これがなまぐさである。肉食することがなまぐさいのではない。243 この世において欲望を制することなく、美...
人物

拘那含牟尼仏(くなごんむにぶつ)

拘那含牟尼仏とは、釈迦牟尼仏以前にこの世に現れたと言われるブッダのことで、過去七仏の五番目に数えられるブッダです。・七仏通誡偈生誕 命日 << 戻る
人物

拘留孫仏(くるそんぶつ)

拘留孫仏とは、釈迦牟尼仏以前にこの世に現れたと言われるブッダのことで、過去七仏の四番目に数えられるブッダです。・七仏通誡偈生誕 命日 << 戻る
人物

毘舎浮仏(びしゃふぶつ)

毘舎浮仏とは、釈迦牟尼仏以前にこの世に現れたと言われるブッダのことで、過去七仏の三番目に数えられるブッダです。・七仏通誡偈生誕 命日 << 戻る
人物

尸棄仏(しきぶつ)

尸棄仏とは、釈迦牟尼仏以前にこの世に現れたと言われるブッダのことで、過去七仏の二番目に数えられるブッダです。・七仏通誡偈生誕 命日 << 戻る
人物

毘婆尸仏(びばしぶつ)

毘婆尸仏とは、釈迦牟尼仏以前にこの世に現れたと言われるブッダのことで、過去七仏の最初に数えられるブッダです。・七仏通誡偈生誕 命日 << 戻る