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『仏遺教経』72

もしねんのしっするものは、 若し念を失する者は、 すなわちもろもろのくどくをしっす。 則ち諸の功徳を失す。 もしねんりきけんごうなれば、 若し念力堅強なれば、 ごよくのぞくのなかにいるといえども 五欲 ...

『仏遺教経』71

もしふもうねんあるものはもろもろの 若し不忘念ある者は諸の ぼんのうのぞくすなわちいること 煩悩の賊則ち入ること あたわず。このゆえになんだち、 能わず。是の故に汝等、 つねにまさにねんのおさめて 常 ...

『仏遺教経』70

なんだちびく。ぜんちしきをもとめ 汝等比丘。善知識を求め ぜんごじょをもとむることは 善護助を求むることは ふもうねんにしくはなし。 不忘念に如くはなし。 ▶ 次に進む ◀ ...

『仏遺教経』69

もしぎょうじゃのこころしばしば 若し行者の心数数ば げはいすればたとえばひを 懈廃すれば譬えば火を きるにいまだあつからずして 鑚るに未だ熱からずして しかもやめばひをえんと 而も息めば火を得んと ほ ...

『仏遺教経』68

なんだちびく。もしつとめてしょうじん 汝等比丘。若し勤めて精進 すればすなわちじとして すれば則ち事として かたきものなし。このゆえになんだち 難き者無し。是の故に汝等 まさにつとめてしょうじんすべし ...

『仏遺教経』67

せけんのばくぢゃくはしゅくにぼっす。 世間の縛著は衆苦に沒す。 たとえば、ろうぞうのでいにおぼれて 譬えば、老象の泥に溺れて みずからいづることあたわざるが 自ら出づること能わざるが ごとし。これをお ...

『仏遺教経』66

もししゅをねごうものは、 若し衆を楽う者は、 すなわちしゅのうをうく。 即ち衆悩を受く。 たとえばだいじゅのしゅちょうこれに 譬えば大樹の衆鳥之に あつまればすなわちこせつの 集まれば即ち枯折の うれ ...

『仏遺教経』65

じょうしょのひとはたいしゃくしょてん 静処の人は帝釈諸天 のともにきょうじゅうするところなり。 の共に敬重する所なり。 このゆえにまさにこしゅたしゅを 是故に当に己衆他衆を すててくうげんにどくしょし ...

『仏遺教経』64

なんだちびく。じゃくじょうむいの 汝等比丘。寂静無為の あんらくをもとめんとほっせばまさに 安楽を求めんと欲せば当に かいにょうをはなれて 憒閙を離れて どくしょにげんごすべし。 独処に閑居すべし。 ...

『仏遺教経』63

ふちそくのものはつねにごよくの 不知足の者は常に五欲の ためにひかれてちそくのものの 為に牽かれて知足の者の ためにれんみんせらる。 為に憐愍せらる。 これをちそくとなづく。 是れを知足と名づく。 & ...

『仏遺教経』62

ふちそくのものはとめりといえども、 不知足の者は富めりと雖、 しかもまずし。ちそくのひとは、 而も貧し。知足の人は、 まずしといえども、しかもとめり。 貧しと雖、而も富めり。 ▶ 次に進 ...

『仏遺教経』61

ちそくのひとはちじょうにふすと 知足の人は地上に臥すと いえども、なおあんらくなりとす。 雖、猶安楽なりとす。 ふちそくのものはてんどうにしょすと 不知足の者は天堂に処すと いえども、またこころにかな ...

『仏遺教経』60

なんだちびく。もしもろもろの 汝等比丘。若し諸の くのうをだっせんとほっせば、 苦悩を脱せんと欲せば、 まさにちそくをかんずべし。 当に知足を観ずべし。 cじそくのほうはすなわちこれ 知足の法は即ち是 ...

『仏遺教経』59

しょうよくをぎょうずるものはこころ 少欲を行ずる者は心 すなわちたんねんとしてういするところ 則ち坦然として憂畏する所 なし。ことにふれてあまりあり。 無し。事に触れて余り有り、 つねにたらざることな ...

『仏遺教経』58

しょうよくのひとはすなわち 少欲の人は則ち てんごくしてもってひとのこころを 諂曲して以て人の意を もとむることなし。また 求むること無し。亦復 しょこんのためにひかれず。 諸根の為めに牽かれず。 & ...

『仏遺教経』57

ただちにしょうよくすらなおしゅじゅう 直爾に少欲すら尚修習 すべし。いかにいわんや すべし。何に況んや しょうよくのよくもろもろの 少欲の能く諸の くどくをしょうずるをや。 功徳を生ずるをや。 &#x ...

『仏遺教経』56

なんだちびく。まさにしるべし。 汝等比丘。当に知るべし。 たよくのひとはりをもとむること 多欲の人は利を求むること おおきがゆえにくのうもまたおおし。 多きが故に苦悩も亦多し。 しょうよくのひとはむぐ ...

『仏遺教経』55

このゆえになんだち、 是の故に汝等、 よろしくたんしんにして 宜しく端心にして しつじきをもってほんとなすべし。 質直を以て本と為すべし。 ▶ 次に進む ◀ 前に戻る &# ...

『仏遺教経』54

まさにしるべし、てんごくは 当に知るべし、諂曲は ただごおうをなすことを 但だ欺誑を為すことを。 にゅうどうのひとはすなわち 入道の人は則ち このことわりなし。 是の処り無し。 ▶ 次に ...

『仏遺教経』53

なんだちびく。てんごくのしんは 汝等比丘。諂曲の心は、 どうとそういす。このゆえに 道と相違す。是の故に よろしくまさにそのしんの 宜しく応に其の心を しつじきにすべし。 質直にすべし。 ɛ ...

『仏遺教経』52

いかにいわんやしゅっけにゅうどうのひと 何かに況んや出家入道の人 げだつのためのゆえにみずからその 解脱の為の故に自ら其の みをくだしてしかもことと 身を降して而も乞を ぎょうずるをや。 行ずるをや。 ...

『仏遺教経』51

もしきょうまんおこらばまさに 若し驕慢起こらば当に はやくこれをめっすべし。 疾く之を滅すべし。 きょうまんをぞうちょうするは 驕慢を増長するは なおせぞくびゃくえの 尚お世俗白衣の よろしくところに ...

『仏遺教経』50

なんだちびく。まさにみずからこうべを 汝等比丘。当に自ら頭を なづべし。すでにしきこうを 摩づべし。已に飾好を すててえしきのころもをちゃくし 捨てて壊色の衣を著し、 おうきをしゅじしてこつともって ...

『仏遺教経』49

たとえば、しょうりょうのくものなかに 譬えば、清冷の雲の中に びゃくりゃくひをおこすは 霹靂の火を起すは、 しょおうにあらざるがごとし。 所応に非ざるが如し。 ▶ 次に進む ɜ ...

『仏遺教経』48

しゅっけぎょうどうむよくのひとにして 出家行道無欲の人にして しかもしんいをいだけるは 而も瞋恚を懐けるは はなはだふかなり。 甚だ不可なり。 ▶ 次に進む ◀ 前に戻る ...

『仏遺教経』47

くどくをかすむるのぞくは、 功徳を劫むるの賊は、 しんいにすぎたるはなし。 瞋恚に過ぎたるは無し。 びゃくえじゅよくひぎょうどうのひと、 白衣受欲非行道の人、 ほうとしてみずからせいすることなき 法の ...

『仏遺教経』46

まさにしるべし、しんじんは 当に知るべし、瞋心は みょうかよりもはなはだし。つねにまさに 猛火よりも甚し。常に当に ぼうごしていることを 防護して入ることを えせしむることなかるべし。 得せしむること ...

『仏遺教経』45

うえいかん。となればしんいの 所以何ん。となれば瞋恚の がいはすなわちもろもろのぜんぽうを 害は能く諸の善法を やぶりこうみょうもんをえす。 破り好名聞を壊す。 こんせごせのひと、 今世後世の人、 み ...

『仏遺教経』44

もしそれおめのどくをかんぎし 若し其れ悪罵の毒を歓喜し にんじゅしてかんろをのむがごとく 忍受して甘露を飲むが如く することあたわざるものは、 すること能わざる者は、 にゅうどうちえのひととなづけず。 ...

『仏遺教経』43

にんのとくたること、じかいくぎょう 忍の徳たること、持戒苦行 もおよぶことあたわっざるところなり。 も及ぶこと能わざる所なり。 よくにんのぎょうずるものは、 能く忍を行ずる者は、 すなわちなづけてうり ...

『仏遺教経』42

またまさにくちをまもって 亦当に口を護って、 あくごんをいだすことなかるべし。 悪言を出だすこと勿るべし。 もしいしんをほしいままにすれば、 若し恚心を縦にすれば、 すなわちみずからどうをさまたげ、 ...

『仏遺教経』41

なんだちびく。もしひとあり 汝等比丘。若し人有り きたってせつせつにしげするとも、 来って節節に支解するとも、 まさにみずからしんのおさめてしんごん 当に自ら心を攝めて瞋恨 せしむることなかるべし。 ...



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