「 投稿者アーカイブ:buddhism 」 一覧
-
『仏遺教経』41
なんだちびく。もしひとあり 汝等比丘。若し人有り きたってせつせつにしげするとも、 来って節節に支解するとも、 まさにみずからしんのおさめてしんごん 当に自ら心を攝めて瞋恨 せしむることなかるべし。 ...
-
『仏遺教経』40
うぎのひとはすなわちぜんぽうあり、 有愧の人は則ち善法有り、 もしむぎのものはもろもろの 若し無愧の者は諸の きんじゅうとあいことなることなけん。 禽獣と相異なること無けん。 ▶ 次に進 ...
-
『仏遺教経』39
このゆえにびくつねにまさに 是の故に比丘常に当に ざんちすべし。しばらくもすつる 慚恥すべし。暫くも替つる ことをうることなかれ。 こと得ること無かれ。 もしざんちをりすれば、 若し慚恥を離すれば、 ...
-
『仏遺教経』38
ざんちのふくはもろもろのしょうごんに 慚恥の服は諸の荘厳に おいてもっともだいいちなりとす。 於いて最も第一なりとす。 ざんはてつこうのごとし。 慚は鉄鉤の如し。 よくひとのひほうをせいす。 能く人の ...
-
『仏遺教経』37
すいじゃすでにいでなば、 睡蛇既に出でなば、 すなわちあんみんすべし。 乃ち安睡すべし。 いでざるにしかもねむるは、 出でざるに而も眠るは、 これむざんのひとなり。 是れ無慚の人なり。 ▶ ...
-
『仏遺教経』36
たとえばこくがんのなんじがしつに 譬えば黒蚖の汝が室に あってねむるがごとし。 在って睡るが如し。 まさにじかいのかぎをもってはやく 当に持戒の鉤を以て早く これをびょうじょすべし。 之を屏除すべし。 ...
-
『仏遺教経』35
いずくんぞすいみんして 安んぞ睡眠して みずからきょうごせざるべけんや。 自ら驚寤せざるべけんや。 ぼんのうのどくじゃねむって 煩悩の毒蛇睡って なんじがむねにあり。 汝が心に在り。 ▶ ...
-
『仏遺教経』34
もろもろのぼんのうのぞく、つねに 諸の煩悩の賊、常に うかがってひとをころすこと、 伺って人を殺すこと、 おんけよりもはなはだし。 怨家よりも甚し。 ▶ 次に進む ◀ 前に ...
-
『仏遺教経』33
まさにむじょうのひのもろもろの 当に無常の火の諸の せけんをやくことをねんじて、 世間を鉄くを念じて、 はやくじどをもとむべし。 早く自度を求むべし。 すいみんすることなかれ。 睡眠すること勿れ。 & ...
-
『仏遺教経』32
すいみんのいんねんをもっていっしょう 睡眠の因縁を以て一生 むなしくすごしてしょとくなから 空しく過ごして所得無から しむることなかれ。 しむること無かれ。 ▶ 次に進む ◀ ...
-
『仏遺教経』31
しょやにもごやにも、また 初夜にも後夜にも、亦た はしすることあることなかれ。 廃すること有ること勿れ。 ちゅうやにじゅきょうしてもって 中夜に誦経して以て みずからしょうそくせよ。 自ら消息せよ。 ...
-
『仏遺教経』30
なんだちびく。ひるはすなわちごんしん 汝等比丘。昼は即ち勤心 にぜんぽうをしゅじゅうして に善法を修習して ときをしっせしむることなかれ。 時を失せしむること勿れ。 ▶ 次に進む ...
-
『仏遺教経』29
たとえばちしゃのごりきのたうる 譬えば智者の牛力の堪うる ところのたしょうをちゅうりょうして、 所の多少を籌量して、 ぶんにすごしてもってその 分を過ごして以て其の ちからをつくさしめざるがごとし。 ...
-
『仏遺教経』28
びくもまたしかなり。 比丘も亦た爾なり。 ひとのくようをうけて、わずかに 人の供養を受けて趣に みずからのうをのぞけ。おおく 自ら悩を除け。多く もとめてそのぜんしんをえする 求めて其の善心を壊する ...
-
『仏遺教経』27
わづかにみをささうることをえて、 趣かに身を支うるを得て、 もってきかつとのぞけ。 以て飢渇を除け。 はちのはなをとるにただその 蜂の花を採るに但だ其の あじわいのみをとって 味わいのみを取って しき ...
-
『仏遺教経』26
なんだちびく。もろもろのおんじきを 汝等比丘。諸の飲食を うけてはまさにくすりを 受けては当に薬を ふくするがごとくすべし。 服するが如くすべし。 よきにおいてもあしきに 好きにおいても悪しきに おい ...
-
『仏遺教経』25
このゆえにびく、 是の故に比丘、 まさにつよめてしょうじんして、 当に勤めて精進して、 なんじがしんをしゃくぶくすべし。 汝が心を折伏すべし。 ▶ 次に進む ◀ 前に戻る ...
-
『仏遺教経』24
まさにすみやかにこれをとりひしいで 当に急に之を挫いで ほういつならしむることなかる 放逸ならしむこと無かる べし。このしんのほしいままにすれば、 べし。此の心を縦にすれば、 ひとのぜんじをうしのう。 ...
-
『仏遺教経』23
たとえば、きょうぞうのかぎなく、 譬えば、狂象の鈎無く、 えんこうのきをえて 猿猴の樹を得て とうやくちょうちゃくして、 騰躍跳躑して きんぜいすべきことかたきがごとし。 禁制すべきこと難きが如し。 ...
-
『仏遺教経』22
たとえば、ひとあって 譬えば、人有って てにみっきをとって、 手に蜜器を執って、 そうてんきょうそうしてただみつのみを 動転軽躁して但だ蜜のみを みてじんきょうをみざるがごとし。 見て深坑を見ざるが如 ...
-
『仏遺教経』21
しんのおそるべきこと、どくじゃ 心之畏るべきこと、毒蛇 あくじゅうあんぞくよりもはなはだし、 悪獣怨賊よりも甚し。 だいかのおついつなるも、 大火の越逸なるも、 いまだたとえとするにたらず。 未だ喩と ...
-
『仏遺教経』20
たといこれをほしいままにするとも 假令之を縦にするとも みなまたひさしからずして 皆な亦た久しからずして そのまめつとみん。 其の磨滅を見ん。 このごこんはしんをそのしゅと 此の五根は、心を其の主と ...
-
『仏遺教経』19
このゆえにちしゃはせいして 是の故に智者は制して しかもしたがわず。これをじする 而も随わず。之を持する ことぞくのごとくにして、 こと賊の如くにして、 じゅういつならしめざれ。 縦逸ならしめざれ。 ...
-
『仏遺教経』18
こうがいをこうむるがごときんば 劫害を被るが如きんば くいっせにとどまる。ごこんの 苦一世に止まる。五根の ぞくはかおうるいせにおよぶ。 賊は禍殃累世に及ぶ。 がいたることはなはだおもし。 害たること ...
-
『仏遺教経』17
もしごこんのほしいままにすれば、 若し五根を縦にすれば、 ただごよくのまさにがいはんのう 唯だ五欲の将に崖畔無う してせいすべからざる して不可制す可らざる のみにあらず、またあくめの のみに非ず、亦 ...
-
『仏遺教経』16
たとえばぼくごのひとのつえを 譬えば牧牛の人の杖を とってこれをみせしめて、 執って之を視せしめて、 じゅういつにしてひとのみょうけを 縦逸にして人の苗稼を おかさしめざるがごとし 犯さしめざるが如し ...
-
『仏遺教経』15
なんだちびく。すでによくかいに 汝等比丘。已に能く戒に じゅうす。まさにごこんのせいすべし。 住す。当に五根を制すべし。 ほういつにしてごよくに 放逸にして五欲に いらしむることなかれ。 入らしむるこ ...
-
『仏遺教経』14
これをもってまさにしるべし、 是れを以て当に知るべし、 かいをだいいちあんのんくどくの 戒を第一安穏功徳の しょじゅうしょとなすことを。 所住処と為すことを。 ▶ 次に進む ɜ ...
-
『仏遺教経』13
もしひとよくじょうかいをじすれば、 若し人能く浄戒を持すれば、 これすなわちよくぜんぼうあり。 是れ則ち能く善法有り。 もしじょうかいなければ、しょぜんの 若し浄戒無ければ、諸善の くどくみなしょうず ...
-
『仏遺教経』12
このかいにいいんすれば、もろもろの 此の戒に依因すれば、諸の ぜんじょうおよびめっくのちえを 禅定及び滅苦の智慧を しょうずることをう。このゆえに 生ずることを得。是の故に びく。まさにじょうかいをた ...
-
『仏遺教経』11
かいはこれしょうじゅんげだつの 戒は是れ正順解脱の ほんなり。かるがゆえに 本なり。故に はらだいもくしゃとなずく。 波羅提木叉と名づく。 ▶ 次に進む ◀ 前に戻る ...
-
『仏遺教経』10
しくようにおいてりょうをしり 四供養に於いて量を知り たることをしるべし。 足ることを知るべし。 わずかにくじをえてちくしゃく 趣かに供事を得て畜積 すべからず。これすなわち すべからず。 此れ則ち ...