【仏教用語/人物集 索引】

借香(しゃっこう)

投稿日:2020年10月10日 更新日:

 
借香とは、お葬式や法事などの法要の際、すでに会場に備えられた抹香や線香を利用することです。近年では借香が当たり前に思われていますが、本来、抹香や線香は供えるために自分で用意する物でした。また、自分が選んだ香(抹香や線香)を持参する、自分の香のことを自香(じこう)といいます。

地域やご家庭によって違いがあると思いますが、法事などの法要の際、焼香のために香盆をまわすことがあります。自分の番に回ってきたらそのお盆の上などに小銭を置いて、焼香します。お賽銭のようなものと思っている方もいるようですが、それはお寺、もしくは、法要を主催する家の香を使わせてもらうことから、そのお礼の意味で出すものだと考えられます。

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