商量(しょうりょう)
商量とは、商も量もはかるという意味で、商人が物品を売買する時にその値をはかり合って決めることです。そのことから、よくはかり考えることという意味で使われます。師家と修行者、あるいは修行者の間で、問答往来して審議、相談、議論することです。・「次に諸の知事、庫堂に在って商量すらく、明日なんの味を喫し、なんの菜を喫し、なんの粥等を設くと。」(『典座教訓』2、心が整えば味も整う)・「これすなはち正業道支なり。あやまりて仏法の商量すれば、眉鬚墮落し、面目破顔するなり。」(「正法眼蔵」三十七品菩提分法)<< 戻る