畢竟とは、絶対的な、究極の、とどのつまり、断じて、要するに、つまり、結局のところ、といった意味があります。
・「若し道心なき者は、徒らに辛苦を労して、畢竟に益無し。『禅苑清規』に云く、「すべからく道心を運らして時に随って改変し、大衆をして受用安楽ならしむべし」と。」(『典座教訓』1、職を勤める姿が仏の姿)
・「いはゆる畢竟とは、仏果菩提なり。阿耨多羅三藐三菩提と初発菩提心と、格量せば劫火、螢火のごとくなるべしといへども、自未得度先度他の心をおこせば、二無別なり。」(「正法眼蔵」発菩提心)
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