「 法話(mp3)便り 」 一覧

第5話 苦しみ悲しみ自体の持つ意味、そのいのち 池田理(兵庫県光照寺)

Aさんのお宅に初めて月参りに行ったとき、仏壇の横に、まだ新しい骨箱が三つ置かれてあったので、二度目にお参りしたときお尋ねしましたところ、「子どもたちのです」ということでした。(リンク先より) ・第5話 ...

少しでも少欲に心掛けて

「おとうさん、会いに来たよ…。なんぼ呼んでも返事しないんだから。」 私のお寺のお檀家さんで、寺参りに来られる度に必ずこう言って、お亡くなりになられたご主人のお墓に話しかけるご婦人がおられます。(リンク ...

第4話 いのちは誰のものか 池田理(兵庫県光照寺)

私が住職となってすぐにであった、ある出来事についてお話します。それは、Sさんご夫婦の娘さんが、まだ幼い我が子を残して、自身のいのちを絶ってしまったという、悲しい出来事でした。(リンク先より) ・第4話 ...

その教えを信じ心を安らかにすること

今月の八日は、お釈迦様がお悟りを開かれて仏様になられた日であり、各お寺ではそのお徳を讃え報恩感謝の心をこめた「成道会」という法要を行います。「成道」とは「道を成す」と書き、道を得て仏と成る、という意味 ...

第3話 教えのいのち 池田理(兵庫県光照寺)

突然、奥さんを交通事故で亡くされたKさんから、葬儀をお願いされて、執り行わせていただいた時のことでした。奥さんは、自宅のあるマンションの入り口手前で、大型のバイクに撥ねられ、ほとんど即死状態だったそう ...

我々には幸せが海のように集まってくる

先日、あるお檀家さんの家にお伺いしたとき、小さなお孫さんが得意気に話しかけてきました。 「ねぇ知ってる?『親』っていう字は、木の上に立って見るって書くんだよ。」(リンク先より) ・我々には幸せが海のよ ...

第2話 『自分』に閉ざされたいのち 池田理(兵庫県光照寺)

真宗大谷派の『同朋新聞』で知った、斉藤勇輝という方のことです。お父さんを自殺によって失った彼は、同じ苦しみ、悲しみを体験した人たちと共に『自殺って言えなかった』と題する本を出されました。(リンク先より ...

証書や手続きを抜きにしての繋がり

この世の中、お金を借りるにせよ就職においてもきびしい誓約書に署名捺印しなければならないし、学習を目的にする学校の入学においてさえも、そうした手続きをすることが必須条件とされている。(リンク先より) ・ ...

頑固にいきましょう!

最近「頑固な人」が気になります。 頑固な人ってどんな人なのでしょうか? 言い出したら聞かない人、これは困った人。人と合わせられない人、これは我が儘な人。自分の意見を曲げない人、ある意味そうですね。(リ ...

第1話 生きていてよかったといえる人生 池田理(兵庫県光照寺)

蓑輪氏は、若い時に結核に罹り、その人生を終わろうとしていた時、特効薬、ペニシリンが開発され、お父さんがそれを苦労して手に入れてくれたお蔭で助かったそうです。そういう体験をしてから「人間は、何のために生 ...

一回限りの人生を誰もが生きている

今年6月、私のお寺に男の子が産まれました。 産まれた瞬間、か細い声でおぎゃーおぎゃーと泣き、一生懸命に呼吸をして生きようとするその姿をみたとき、改めて命の尊さを感じました。(リンク先より) ・一回限り ...

第6話 今、いのちがあなたを生きている 渡邊浩昌(三重県西願寺)

東本願寺では『同朋新聞』という機関紙を毎月発行しております。今年の3月号、4月号には元アメリカ海兵隊員のアレン・ネルソンさんについての記事やら対談が掲載されていました。彼は1947年ニューヨークのスラ ...

見えないものの有ること難しのおかげ

首都圏の駅などでは節電で止まっていたエスカレーターが動き、昼間消していた照明がつき始めたようです。震災後、東京へ行くと空港や駅は暗く、止まったエスカレーターを横目に見ながら、荷物を持って階段を上り下り ...

第5話 宗教生活の回復 渡邊浩昌(三重県西願寺)

一人のおばあさんが取り出しておられるものはご本尊、阿弥陀如来像です。私たちの地域では軸にした絵像のご本尊がほとんどですが、そこのお家は木像のご本尊でした。それを大切そうに抱きかかえておられました。もう ...

今の命のつながり

お寺に若い御夫婦がお参りに来られました。お母さんの腕には小さな赤ちゃんが優しく抱かれていて、お父さんの手には、三才になる女の子の手がしっかりと握られていました。(リンク先より) ・今の命のつながり

第4話 老、病、死を見ることの大切さ 渡邊浩昌(三重県西願寺)

今から2500年ほど前、北インドの国にお釈迦様はお生まれになりましたが、29歳の時に出家されています。お城の東の門を出られた時に老人を、南の門から出られた時には病人を見、西の門から出られた時にはお葬式 ...

第3話 親子関係を考える 渡邊浩昌(三重県西願寺)

「家庭崩壊」という言葉が語られますようになって久しくなりますが、夫婦、親子など、家庭における人間関係が深刻な問題を抱えるようになりました。親鸞聖人も、そして蓮如上人も家族の事で悩みやら苦しみを持たれた ...

「慈悲」の心は、何にも勝るもの

私たち人間は、限られた「命」を救うという事は不可能であり、そこは無力です。しかしながら、どんな人間でも、人の「心」は救う事ができる。(リンク先より) ・「慈悲」の心は、何にも勝るもの

第2話 生活と人生 渡邊浩昌(三重県西願寺)

遠藤周作の晩年の作品に、講談社からでております『深い河』という作品があります。1993年の作品ですが映画化もされています。主人公は磯部という男性ですが、彼は妻をガンで亡くします。(リンク先より) ・第 ...

そのことをやり続けることが一番良い方法

曹洞宗大本山永平寺の修行僧は、毎年七月、日本アルプスの霊峰・白山に登り、山頂の白山神社へ詣でます。(リンク先より) ・そのことをやり続けることが一番良い方法

第1話 親鸞聖人からの呼びかけ 渡邊浩昌(三重県西願寺)

「いのち」という言葉は様々な形で今日語られています。特に最近の相次ぐ殺傷事件、また年間3万人を超える自殺者、さらには高度に発達した生命科学に対する危機感等が、その「いのち」を語る言葉の背景にあると思わ ...

防人の詩

町役場の職員で友達の多い、音楽を愛する人が亡くなり、お通夜の席でさだまさしさんの「防人の詩」をかけさせていただきました。 仏様のおしえで「生老病死」と無常が入った詩でした。(リンク先より) ・防人の詩

第6話 今、いのちがあなたを生きている 寺本温(長崎県真蓮寺)

わたしたちは思いどおりになることこそ幸せと思いこんでいる罪福信という迷いを生きてしまいがちです。罪福心とは聞きなれない言葉かもしれませんが、罪という字と幸福の福、そして信じるという字を書きます。(リン ...

お寺と言うものは境内やご本尊にフラリ訪れてもホッとできる場所、心が安らかになれるトコロ

私のお寺では、三年前位から、ふた月に一度のペースでありますが、坐禅会をしています。そして坐禅が終わると、参禅された方々をお茶とお菓子でもてなし、歓談のひと時を設けています。(リンク先より) ・お寺と言 ...

第5話 今、いのちがあなたを生きている 寺本温(長崎県真蓮寺)

私たちの身は間違いなく「今」を生きているのですが、思いの方はというとなかなか「今」を生きていないようです。前にも触れましたが、自分の都合よく、思いどおりになることが幸せだと疑わない迷いがあるからです。 ...

お盆は亡き家族、ご先祖様がなつかしい我が家へ里帰りする日

今年のお盆はどのように過ごされましたか?里帰りし、墓参りされた方、お寺参りに行かれた方、それぞれ亡きご先祖様に手を合わせご供養の誠を捧げられたことと思います。(リンク先より) ・お盆は亡き家族、ご先祖 ...

第4話 今、いのちがあなたを生きている 寺本温(長崎県真蓮寺)

「道徳」と「宗教」という観点から見てみますと。昨今の「いじめ」や「いじめによる自殺」や「3万人を超える自殺者を抱える日本」というマスコミの報道に触れると、「いじめはダメだ」、「自殺はダメだ」という大合 ...

精一杯、一日一日を大切に

毎年この時期になりますと、いつも以上に懐かしく両親を想います。今生きていたらどんな言葉をかけてくれるのだろう、心配でハラハラしながら毎日毎日を見守ってくれているのだろうなあ、と考えたり致します。(リン ...

第3話 今、いのちがあなたを生きている 寺本温(長崎県真蓮寺)

親鸞聖人は、「時代の濁りが増してくると人間はだんだん小さくなる」と教えてくださっています。つまりそれは、「人間は、だんだん自分のことしか考えづらくなっていく」といえるでしょう。(リンク先より) ・第3 ...

それは確かに、一生懸命な命でした

うちのお寺では朝と夕の二回、鐘楼堂の鐘を撞いています。石垣を切って作ってある階段を上って鐘を撞くのですが、その階段がちょうどいいのか、よく大きなクモが巣を張っています。(リンク先より) ・それは確かに ...

第2話 今、いのちがあなたを生きている 寺本温(長崎県真蓮寺)

私たちは、疑うことなく当然のこととして自分のいのちは自分で生きていると思うことがほとんどではないでしょうか。そして、そういう考えは、「自分だけが間違いがない」・「自分だけは頼りになる」ということを根底 ...

あたたかくて思いやりのある言葉

あるお檀家さんへお参りに伺った時のことです。 「ごめんください!お寺です。お参りにまいりました。」 「ご苦労さまです。どうぞ!」 「失礼致します。」 そう言って私はいつもの様にお茶間を通り、一直線に仏 ...



Copyright © 1993 - 2024 寺院センター All Rights Reserved.