「 法話(mp3)便り 」 一覧

羯諦、羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶

私のお寺では、ご法事では必ず全員に経本をお配りし、声に出して一緒にお経を読むことをお願いしております。これは私の師匠である住職が常日頃申している事ですが、お経にはお釈迦様の時代から数百年間は言葉によっ ...

禅の食育は鎌倉時代から続いていた

禅には喫茶喫飯という言葉があります。お茶を頂く時には、お茶を飲む事だけに集中し、ご飯を頂く時には、ご飯を食べる事だけに集中する事を言います。(リンク先より) ・禅の食育は鎌倉時代から続いていた

欲望の赴くままになせる行いは我が身をダメにしてしまう

雪解けを待ちかねて、庭の花壇に真っ先に芽を出すのが、スイセンです。この花は室町時代に中国から輸入され、大本山永平寺のある北陸福井の越前海岸で栽培されたのが始まりだそうです。そのため、今でも水仙は福井県 ...

いらいらするな、くよくよするな、ぎすぎすするな、おおらかに

般若心経というお経、名前ぐらいは聞いたことがあると思います。もう十年以上も前になりますが、ある方から、ぜんきゅうの般若心経という本をいただきました。(リンク先より) ・いらいらするな、くよくよするな、 ...

思いやりの心を持って相手の立場に立ち、共に行動する時

最近は随分風邪が流行っているようで、私も風邪で診療所に行き順番を待っていたところ、ひとりの小さな子供が看護士さんに注射をされておりました。 (リンク先より) ・思いやりの心を持って相手の立場に立ち、共 ...

天地万物のお蔭と感謝する心

暑さ寒さも彼岸までの如く、長い冬が終わり、北国にもようやく春の息吹が少しずつ伝わってきました。春の光と共に命の尊さや大自然の恵みに感謝しながらご先祖様を供養し、ご加護を願うお彼岸の時季を迎えました。( ...

第6話 今、いのちがあなたを生きている 鳥越正道(熊本県 光寂寺)

蓮如上人によって、閑散としていた本願寺は、多くの真宗門徒が参詣するお念仏の道場として、よみがえることになりました。母親が、幼き蓮如上人に託した、真宗再興の願いは、85年の生涯を懸けての活動により、見事 ...

「軽くあっさり」「清潔で清々しく」「正しい手順で丁寧に」

禅寺といえば、精進料理を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 精進料理の味付けには六種類の極意があります。それは苦い・すっぱい・甘い・辛い・しょっぱい。それと、淡い味です。(リンク先より ...

第5話 今、いのちがあなたを生きている 鳥越正道(熊本県 光寂寺)

親鸞聖人は京都に戻られてからは、直接、お念仏の教えを広めるというよりも、その教えを書き残すことに精力を費やされました。その晩年においても、関東の御同朋御同行の間において、親鸞聖人の教えをめぐって、それ ...

自分の命も他の命も大切にしなくてはいけない

皆さんに質問を致します。皆さんの命は誰の命でしょうか? 朝からお坊さん変な事を言う、自分の命は自分のものに決まっていると皆さんは思っているでしょう。 では、自分の意志でこの世に生まれて来た人はいるでし ...

第4話 今、いのちがあなたを生きている 鳥越正道(熊本県 光寂寺)

親鸞聖人についてお話を進めてみたいと思います。60歳を少しすぎた頃、京都に戻られたと言われていますが、正確な時期は分かっていません。と言いますのも、親鸞聖人は自分自身の出来事について、ほとんど書き残さ ...

何かを知ろうとする気持ち、やろうとする気持ちを、常に

昨年9月に応援団でお寺に来て合宿をしたいという申し入れがあり、内容を聞くと、応援団としての合宿はもちろん、禅寺なので座禅や写経、法話もお願い出来ませんかとのこと。(リンク先より) ・何かを知ろうとする ...

第3話 今、いのちがあなたを生きている 鳥越正道(熊本県 光寂寺)

東山の念仏の集いには、多くの名も無き大衆がおられました。法然上人の教えは非常に簡明で分かりやすい教えでした。それは、どのような人でも、お念仏申せば、浄土に往生し、仏様になれるというものでした。(リンク ...

もし私一人だけがこの生活・修行をしていたら

家で修行に行く身支度をしていると、母親が「衣の衿の中にお金を縫い付けておいたから、何かあったら使いなさい」と言ってきました。その時は何も知らない私は、なんでお金を衿の中に縫い付けたんだろうと思っていま ...

第2話 今、いのちがあなたを生きている 鳥越正道(熊本県 光寂寺)

親鸞聖人は幼くして両親に別れられ、9歳の時、出家・得度し、お坊さんになられ、その後、29歳まで20年間にわたって、京都の比叡山で修行されたと伝えられています。親鸞聖人は何のために、20年の長きにわたっ ...

自己中心的な考えを持った人が多すぎる

昨年、熊が頻繁に住宅地周辺に出没しているという事がありました。 そのニュースの中で、熊が出た周辺の道端に、卵をパックごと、コンビニのおにぎりをまるごと捨てていたりと、エサになりそうな物があちらこちらに ...

第1話 今、いのちがあなたを生きている 鳥越正道(熊本県 光寂寺)

750年前と言うと、お聞きの皆さんは、親鸞聖人という方が、ずいぶん、大昔の方に感じられるかも知れませんね。しかし、親鸞聖人という方を今も生きているかのように、大変、身近に感じておられる人たちが、今日で ...

信仰のある生活について

現在、仏教の信仰の中心というと「仏像」「経典」「お墓」「仏壇」そして「お寺」が思い起こされますが、これらのものは、お釈迦様が亡くなられたあと、後世の人々によってつくられたものです。(リンク先より) ・ ...

第6話 真実(まこと)のいのち 多田孝圓(大阪府 圓乗寺)

お釈迦さまの前世、お生まれになる前ですが、ご修行される菩薩として、様々なお姿となって、生きとし生けるものを救われたというお話を集めた『ジャータカ』という物語があります。そのなかに、少年時代のお釈迦さま ...

時間は失ってしまったらそれで最後なのです

ある寝具メーカーの調査によりますと、多くの人が人生の三分の一は寝ている、という調査結果があるそうです。という事は一日の三分の一は八時間、一年の三分の一は二九二〇時間、人生八〇年と計算すると、その三分の ...

第5話 いのちは共に 多田孝圓(大阪府 圓乗寺)

今から44年前、22歳で亡くなられ、著書『若きいのちの日記』を書き残された大島みち子さんは、「人生長きがゆえに尊からず、人生深きがゆえに尊し」と言われました。まさに、いのちの願いを見いだされ、いのち輝 ...

たった一言で感謝の心や人に元気をあげられる

新年の挨拶と言いますと、私の家では一月一日に家族がそろって「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」と挨拶をします。この新年の挨拶には「無事に新年を迎えることが出来ました、今年一 ...

第4話 いのちの輝き 多田孝圓(大阪府 圓乗寺)

『死を看取る看護』の著者、石川左門という方の息子さんに、石川正一さんという人がおられました。この正一さんは、幼稚園のころに筋ジストロフィーという全身の筋肉が弱っていく病気にかかり、23歳の若さで亡くな ...

人みな、生分あり、天地これを授く

世界の人口がついに七〇億を超えました。このまま増え続けると、人類が滅亡する、と真剣に心配される方があります。食糧・エネルギーなどが間に合わなくなるというのです。(リンク先より) ・人みな、生分あり、天 ...

第3話 いのちの願い 多田孝圓(大阪府 圓乗寺)

お釈迦さまは、生あるものの生きる姿を「生・老・病・死」と言われました。生まれ、老いる、病、死ぬと書きます。それは私たちは人間として生まれ、歳を重ね老い、病の身となり、やがて死を迎えるということです。( ...

精進の日々を重ねて

永平寺の道元禅師は『海中に龍門という処があり、大波がゴウゴウと音を響かせている。その大波を魚が通り抜けると、龍に変わる。海中には特別な違いはない。魚のウロコも体もそのままであるが、必ず龍になるのだ。』 ...

第2話 死すべきいのち 多田孝圓(大阪府 圓乗寺)

これまでどれほどの食べ物をいただいてきたでしょうか。人間は自らがいただいているいのちを他に与えないで、全て他のいのちをもらっているのです。私たちは食前に合掌して、「いただきます」と言いますのは、「あな ...

人さまの悲しみ・苦しみに深い共感を

永平寺の道元禅師は「窮亀を見、病省を見しとき、彼が報謝を求めず、ただひとえに利行にもよおさるるなり」と示されました。言う心は、困っている人や病に苦しんでいる人を見たとき、その人から感謝されることを望む ...

第1話 いのちの私 多田孝圓(大阪府 圓乗寺)

只今は、真宗大谷派の本山東本願寺では、2011年、平成23年に、浄土真宗をひらかれた親鸞聖人の七百五十回御遠忌がつとまりますが、その記念事業として親鸞聖人の御木造である御真影が安置されています御影堂の ...

御先祖様に対する感謝の気持ちが「お陰様」

私達は日常の会話の中で、よく「お陰様」と言う言葉を使います。しかし、この「お陰様」の本当の意味を理解して使っている方は少ないような気がいたします。(リンク先より) ・御先祖様に対する感謝の気持ちが「お ...

第6話 汝 無量寿に帰れ 無量寿に帰って 無量寿を生きよ 池田理(兵庫県光照寺)

「汝無量寿に帰れ無量寿に帰って無量寿を生きよ」 この言葉は、以前、東本願寺の学校・大谷専修学院の院長であった信國淳先生からお聞きしました。「無量寿」とは仏さまの名です。「量ることのできない、いのちその ...

穏やかな心でその日を『好日』として

今年も一年お元気でお過ごしになり良かったですねと尋ねると、「はい、おかげさまで一日一日を健康無事に過ごすことが出来ました。寂しいことや嫌なこともありましたが、明日にはまた嬉しいことがあると願い、日々の ...



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