「 法話便り 」 一覧

防人の詩

町役場の職員で友達の多い、音楽を愛する人が亡くなり、お通夜の席でさだまさしさんの「防人の詩」をかけさせていただきました。 仏様のおしえで「生老病死」と無常が入った詩でした。(リンク先より) ・防人の詩

第6話 今、いのちがあなたを生きている 寺本温(長崎県真蓮寺)

わたしたちは思いどおりになることこそ幸せと思いこんでいる罪福信という迷いを生きてしまいがちです。罪福心とは聞きなれない言葉かもしれませんが、罪という字と幸福の福、そして信じるという字を書きます。(リン ...

お寺と言うものは境内やご本尊にフラリ訪れてもホッとできる場所、心が安らかになれるトコロ

私のお寺では、三年前位から、ふた月に一度のペースでありますが、坐禅会をしています。そして坐禅が終わると、参禅された方々をお茶とお菓子でもてなし、歓談のひと時を設けています。(リンク先より) ・お寺と言 ...

第5話 今、いのちがあなたを生きている 寺本温(長崎県真蓮寺)

私たちの身は間違いなく「今」を生きているのですが、思いの方はというとなかなか「今」を生きていないようです。前にも触れましたが、自分の都合よく、思いどおりになることが幸せだと疑わない迷いがあるからです。 ...

お盆は亡き家族、ご先祖様がなつかしい我が家へ里帰りする日

今年のお盆はどのように過ごされましたか?里帰りし、墓参りされた方、お寺参りに行かれた方、それぞれ亡きご先祖様に手を合わせご供養の誠を捧げられたことと思います。(リンク先より) ・お盆は亡き家族、ご先祖 ...

第4話 今、いのちがあなたを生きている 寺本温(長崎県真蓮寺)

「道徳」と「宗教」という観点から見てみますと。昨今の「いじめ」や「いじめによる自殺」や「3万人を超える自殺者を抱える日本」というマスコミの報道に触れると、「いじめはダメだ」、「自殺はダメだ」という大合 ...

精一杯、一日一日を大切に

毎年この時期になりますと、いつも以上に懐かしく両親を想います。今生きていたらどんな言葉をかけてくれるのだろう、心配でハラハラしながら毎日毎日を見守ってくれているのだろうなあ、と考えたり致します。(リン ...

第3話 今、いのちがあなたを生きている 寺本温(長崎県真蓮寺)

親鸞聖人は、「時代の濁りが増してくると人間はだんだん小さくなる」と教えてくださっています。つまりそれは、「人間は、だんだん自分のことしか考えづらくなっていく」といえるでしょう。(リンク先より) ・第3 ...

それは確かに、一生懸命な命でした

うちのお寺では朝と夕の二回、鐘楼堂の鐘を撞いています。石垣を切って作ってある階段を上って鐘を撞くのですが、その階段がちょうどいいのか、よく大きなクモが巣を張っています。(リンク先より) ・それは確かに ...

第2話 今、いのちがあなたを生きている 寺本温(長崎県真蓮寺)

私たちは、疑うことなく当然のこととして自分のいのちは自分で生きていると思うことがほとんどではないでしょうか。そして、そういう考えは、「自分だけが間違いがない」・「自分だけは頼りになる」ということを根底 ...

あたたかくて思いやりのある言葉

あるお檀家さんへお参りに伺った時のことです。 「ごめんください!お寺です。お参りにまいりました。」 「ご苦労さまです。どうぞ!」 「失礼致します。」 そう言って私はいつもの様にお茶間を通り、一直線に仏 ...

第1話 今、いのちがあなたを生きている 寺本温(長崎県真蓮寺)

ある人が「自分は、甘いものが好きで、ついに糖尿病になりました。普段は、食事制限をしていますが、ある時、仕事で車を走らせているとき、この付近においしい鯛焼き屋さんがあることを思い出しました。しかし、食べ ...

母親の気持ちになって心から人を思いやる、温かい言葉をかけること

私達は、喜怒哀楽などの自分の感情や思いを誰かに分かって欲しいと思います。そして言葉を用いて自分の意志を相手に伝え、その心のうちを理解します。お互いに認識を共有することで人間社会が営まれています。(リン ...

第4話 出遇わずにおれないいのち 人間成就 その3 高名和丸(青森県 正行寺)

3年前の夏、中国の仏教寺院を訪ねるツアーに参加しました。親鸞さまに大きな影響をもたらした、曇鸞大師(どんらんだいし)という方のゆかりのお寺、玄中寺(げんちゅうじ)に、ぜひ行きたかったのです。中国を訪れ ...

今日一日、「感謝の心」・「感謝の言葉」・「感謝の姿」で暮らしたい

新聞の投稿欄には読者の方が、その日の出来事や見たり・聞いたり・思った事、感謝の気持ちや憤り・疑問や提案などが投稿され、毎日色々な事柄が掲載されます。その中で、人の温かさに接する事柄を読むとホッとする事 ...

第4話 出遇わずにおれないいのち 人間成就 その2 高名和丸(青森県 正行寺)

うちのお寺では、先代もそうしていましたので、住職が本堂のお花たて、立華をします。十数年前に先代が倒れて、わたしが立華をするようになった時分は、大変だなあと思いながらやっていたのですが、次第に面白くなっ ...

お寺さん有難う、今日が一番いい日だよ

お檀家さんに、八十八歳のおばあちゃんがいます。若い頃結婚をして男と女の子、二人の子宝にも恵まれて、何不自由なく暮らしていましたが、会社を大きくする為に少し借金をしました。(リンク先より) ・お寺さん有 ...

第4話 出遇わずにおれないいのち 人間成就 その1 高名和丸(青森県 正行寺)

黒沢明監督の「生きる」という映画があります。1952年、わたしの生まれた年に製作された、モノクロームの映画です。主人公は市役所で市民課長を勤めている男性です。机に座って書類にはんこを押す日常を淡々と送 ...

常に心も穏やかでいるということ

最近、巷の若い女性の間では「困り顔」というのが流行っているそうです。女性向けファッション誌のモデルさんなどが写真を撮る時に眉をへの字にして、視線をそらし、口を少し尖らせて小首をかしげる表情が「かわいら ...

第3話 出遇わずにおれないいのち 無上尊 その3 高名和丸(青森県 正行寺)

1904年―明治37年、2月8日、日露戦争が始まりました。その年、文芸誌「明星」の9月号に、「旅順口包囲軍の中に在る弟を歎きて」として、与謝野晶子の八行五連の長詩「君死にたまふこと勿れ(なかれ)」が掲 ...

見たまま、聞こえたまま、感じたまま

私の師匠が、人の話を聞くときの心得として「右の耳から入れて、左の耳からす~っと流し出すんだ。自分のちっぽけな智識、経験や自分勝手なスキ・キライ、分別概念を通さず、ただ声を聞くのだ。頭を少しでも働かすと ...

第2話 出遇わずにおれないいのち 無上尊 その2 高名和丸(青森県 正行寺)

大無量寿経というお経に、「世において無上尊となるべし」(真宗聖典2頁)という言葉が説かれます。「無上尊」とは「この上なく尊い」ということです。この言葉は、仏さまと言われる、いのちの本当の姿に目覚めた人 ...

大自然との共生の中に

いのちって何だろう。幸せって何だろう。 東日本大震災は私達に、あらためていのちを、私達の生きることの意味を問い直す契機となりました。 今まで信じてきたあらゆるもの・・・いや自分が勝手に信じたがっていた ...

第1話 出遇わずにおれないいのち 無上尊 その1 高名和丸(青森県 正行寺)

以前、ミヒャエル・エンデという作家の「モモ」という本がよく読まれたことがありました。大島かおりさんが訳した本です。うちでも、当時小学生だった息子に買ったところ、「面白い」といって読んでおりました。(リ ...

石垣のごとし

人間はいろいろなものに例えられてきましたが、そのひとつに「石垣のごとし」というのがあります。 自分が生まれてから今日に至るまで、その間に起きたひとつひとつの出来事をひとつひとつの石であると考えるとき、 ...

第6話 今、いのちがあなたを生きている 黒萩昌(北海道 法誓寺)

テレビの映像などで、色々な動物や昆虫たちの、「命」の誕生の場面が映し出されることがありますが、そんな時、私はいつも「命は生まれてきたいのだなぁ」ということを強く感じさせられます。(リンク先より) ・第 ...

「楽する」ことは「幸せ」ではありません

私は、50歳まで特別養護老人ホームに勤務し、「生老病死」の「四苦」を目の当たりにしながら、役目を果たしていました。 「死ぬこと」を意識せざるを得ない状況にいるお年寄りのお世話をし、200人余りの方の最 ...

第5話 今、いのちがあなたを生きている 黒萩昌(北海道 法誓寺)

「弥陀の本願には老少善悪の人をえらばれず」。『歎異抄』第一章の中に出てくる親鸞聖人のお言葉です。弥陀の本願の前では、全ての人は平等であるということであります。私たちにとって平等ということは、永遠のテー ...

笑顔で挨拶を

朝起きますと開口一番最初に顔を合わせる人と最初の挨拶です。「おはようございます」皆様はこの挨拶をしていますか?同じ屋根の下にいても中々出来ない人もいますね。(リンク先より) ・笑顔で挨拶を

第4話 今、いのちがあなたを生きている 黒萩昌(北海道 法誓寺)

「今の若者は…」という大人たちの溜め息をよく耳にします。これは、もしかしたら何時の時代の若者も常に言われ続けてきた言葉なのかもしれません。また、何時の時代の大人たちも発して来た溜め息なのかもしれません ...

一日一日を大切に生きるのみ

私は昨年還暦を迎えました。子供の頃の唄で、「村の渡しの船頭さんは今年六十のおじいさん」とありますが、私の子供の頃は六十と言うとおじいさんだったのです。(リンク先より) ・一日一日を大切に生きるのみ

第3話 今、いのちがあなたを生きている 黒萩昌(北海道 法誓寺)

最近特に感じますことは、世の中の人みんなが正しい答え、正しい意見を持ち、互いに非難し合い、論評し合い、ぶつかり合って、生活の場全体が、何かギスギスとした空気につつまれているように思われてなりません。( ...



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