「 法話便り 」 一覧

共に生きてきた長い時間を認めあう

私の街に、多くの人々の心に華を咲かせた一人のおばあちゃんがおられました。 数年前に亡くなられましたが、九十歳を超えてなお、良いことは良い、悪いことは悪いと、いつもはっきりとした物言いながら、普段閉じこ ...

心静かになれる静寂のひととき

毎日、忙しく過ごしている私達です。あまりに急いでときを過ごしているので、やさしさや笑顔を忘れてしまったり、心が疲れてイライラしているのかもしれませんね。(リンク先より) ・心静かになれる静寂のひととき

少したちどまって、多くの人々が手間暇をかけて

我が町、大空町は平成十八年三月三十一日、女満別町と東藻琴村が合併して誕生した人口約八千人の町であります。東藻琴には、藻琴山麗に十万平方メートルの広大な「芝桜公園」があります。(リンク先より) ・少した ...

出来る精一杯のつとめを日々積み重ね

昨年、『いそがないで ~ 苦しんでいるあなたへのメッセージ』という冊子をお盆の棚経に伺う際に檀信徒の皆様にお配りをいたしました。国内の年間「自殺者」は増加の一途を辿り、(リンク先より) ・出来る精一杯 ...

己れ未だ度らざる前に一切衆生を度さんと発願し営むなり

昨今、少子高齢化が深刻化し日本人の仏教離れ、人との繋がりの希薄さが社会問題として取り上げる報道を耳にする方もいらっしゃると思います。新聞などでは今までの古い日本人の価値観が変容している、これは時代の流 ...

生活の中に一つのルールを作って続ける事

昔から家の玄関を見れば、その家庭の様子が分かると言われています。履物がきちんと揃えられているか、掃除されているか。ただその様子だけで、住んでいる人の気持ちが想像出来るというものです。 (リンク先より) ...

どうして私はここにいるのだろうか

仏の世界は「つながり つながる 生かされて、生きる」 ご縁の尊さに気づき、物を見て考えて行動している。お釈迦様は、「生かされている」「ともに生きる」ことを踏まえて日々の出会いを大切にする「思いやり」を ...

見返りを求めない無償の功徳

中国大陸に凡そ1500年頃前に、「梁」という国がありました。そこの皇帝がインドから渡航し、後に中国禅宗の創始者となった達磨さんに、「私は数多くのお寺を建てたりしているが、どんな功徳(幸運や恵みやご利益 ...

自分が何をしてどんな生き方をしているのか

皆さんは、子供の頃将来の夢は何ですかと聞かれたり、書かされた経験はなかったでしょうか。因みに、私の将来の夢は学校の先生でしたが、夢と現実とは違いました。(リンク先より) ・自分が何をしてどんな生き方を ...

全ての人や大自然に感謝する生き方

皆さんは日々の生活を心穏やかにおくられているでしょうか。「何の問題もなく、楽しい毎日だよ」と言える人は少ないのではないでしょうか。(リンク先より) ・全ての人や大自然に感謝する生き方

清らかに、また円満に生きてゆく努力を誓って

数珠の円い珠と形は、仏様の知恵と、み姿を象徴しています。また、それは私たち一人一人の姿をもあらわしています。個々の珠はどれも丸く、しかも一本のひもにつながり、さらに大きな円を成しています。これは人と人 ...

羯諦、羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶

私のお寺では、ご法事では必ず全員に経本をお配りし、声に出して一緒にお経を読むことをお願いしております。これは私の師匠である住職が常日頃申している事ですが、お経にはお釈迦様の時代から数百年間は言葉によっ ...

禅の食育は鎌倉時代から続いていた

禅には喫茶喫飯という言葉があります。お茶を頂く時には、お茶を飲む事だけに集中し、ご飯を頂く時には、ご飯を食べる事だけに集中する事を言います。(リンク先より) ・禅の食育は鎌倉時代から続いていた

欲望の赴くままになせる行いは我が身をダメにしてしまう

雪解けを待ちかねて、庭の花壇に真っ先に芽を出すのが、スイセンです。この花は室町時代に中国から輸入され、大本山永平寺のある北陸福井の越前海岸で栽培されたのが始まりだそうです。そのため、今でも水仙は福井県 ...

いらいらするな、くよくよするな、ぎすぎすするな、おおらかに

般若心経というお経、名前ぐらいは聞いたことがあると思います。もう十年以上も前になりますが、ある方から、ぜんきゅうの般若心経という本をいただきました。(リンク先より) ・いらいらするな、くよくよするな、 ...

思いやりの心を持って相手の立場に立ち、共に行動する時

最近は随分風邪が流行っているようで、私も風邪で診療所に行き順番を待っていたところ、ひとりの小さな子供が看護士さんに注射をされておりました。 (リンク先より) ・思いやりの心を持って相手の立場に立ち、共 ...

天地万物のお蔭と感謝する心

暑さ寒さも彼岸までの如く、長い冬が終わり、北国にもようやく春の息吹が少しずつ伝わってきました。春の光と共に命の尊さや大自然の恵みに感謝しながらご先祖様を供養し、ご加護を願うお彼岸の時季を迎えました。( ...

第6話 今、いのちがあなたを生きている 鳥越正道(熊本県 光寂寺)

蓮如上人によって、閑散としていた本願寺は、多くの真宗門徒が参詣するお念仏の道場として、よみがえることになりました。母親が、幼き蓮如上人に託した、真宗再興の願いは、85年の生涯を懸けての活動により、見事 ...

「軽くあっさり」「清潔で清々しく」「正しい手順で丁寧に」

禅寺といえば、精進料理を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 精進料理の味付けには六種類の極意があります。それは苦い・すっぱい・甘い・辛い・しょっぱい。それと、淡い味です。(リンク先より ...

第5話 今、いのちがあなたを生きている 鳥越正道(熊本県 光寂寺)

親鸞聖人は京都に戻られてからは、直接、お念仏の教えを広めるというよりも、その教えを書き残すことに精力を費やされました。その晩年においても、関東の御同朋御同行の間において、親鸞聖人の教えをめぐって、それ ...

自分の命も他の命も大切にしなくてはいけない

皆さんに質問を致します。皆さんの命は誰の命でしょうか? 朝からお坊さん変な事を言う、自分の命は自分のものに決まっていると皆さんは思っているでしょう。 では、自分の意志でこの世に生まれて来た人はいるでし ...

第4話 今、いのちがあなたを生きている 鳥越正道(熊本県 光寂寺)

親鸞聖人についてお話を進めてみたいと思います。60歳を少しすぎた頃、京都に戻られたと言われていますが、正確な時期は分かっていません。と言いますのも、親鸞聖人は自分自身の出来事について、ほとんど書き残さ ...

何かを知ろうとする気持ち、やろうとする気持ちを、常に

昨年9月に応援団でお寺に来て合宿をしたいという申し入れがあり、内容を聞くと、応援団としての合宿はもちろん、禅寺なので座禅や写経、法話もお願い出来ませんかとのこと。(リンク先より) ・何かを知ろうとする ...

第3話 今、いのちがあなたを生きている 鳥越正道(熊本県 光寂寺)

東山の念仏の集いには、多くの名も無き大衆がおられました。法然上人の教えは非常に簡明で分かりやすい教えでした。それは、どのような人でも、お念仏申せば、浄土に往生し、仏様になれるというものでした。(リンク ...

もし私一人だけがこの生活・修行をしていたら

家で修行に行く身支度をしていると、母親が「衣の衿の中にお金を縫い付けておいたから、何かあったら使いなさい」と言ってきました。その時は何も知らない私は、なんでお金を衿の中に縫い付けたんだろうと思っていま ...

第2話 今、いのちがあなたを生きている 鳥越正道(熊本県 光寂寺)

親鸞聖人は幼くして両親に別れられ、9歳の時、出家・得度し、お坊さんになられ、その後、29歳まで20年間にわたって、京都の比叡山で修行されたと伝えられています。親鸞聖人は何のために、20年の長きにわたっ ...

自己中心的な考えを持った人が多すぎる

昨年、熊が頻繁に住宅地周辺に出没しているという事がありました。 そのニュースの中で、熊が出た周辺の道端に、卵をパックごと、コンビニのおにぎりをまるごと捨てていたりと、エサになりそうな物があちらこちらに ...

第1話 今、いのちがあなたを生きている 鳥越正道(熊本県 光寂寺)

750年前と言うと、お聞きの皆さんは、親鸞聖人という方が、ずいぶん、大昔の方に感じられるかも知れませんね。しかし、親鸞聖人という方を今も生きているかのように、大変、身近に感じておられる人たちが、今日で ...

信仰のある生活について

現在、仏教の信仰の中心というと「仏像」「経典」「お墓」「仏壇」そして「お寺」が思い起こされますが、これらのものは、お釈迦様が亡くなられたあと、後世の人々によってつくられたものです。(リンク先より) ・ ...

第6話 真実(まこと)のいのち 多田孝圓(大阪府 圓乗寺)

お釈迦さまの前世、お生まれになる前ですが、ご修行される菩薩として、様々なお姿となって、生きとし生けるものを救われたというお話を集めた『ジャータカ』という物語があります。そのなかに、少年時代のお釈迦さま ...

時間は失ってしまったらそれで最後なのです

ある寝具メーカーの調査によりますと、多くの人が人生の三分の一は寝ている、という調査結果があるそうです。という事は一日の三分の一は八時間、一年の三分の一は二九二〇時間、人生八〇年と計算すると、その三分の ...

第5話 いのちは共に 多田孝圓(大阪府 圓乗寺)

今から44年前、22歳で亡くなられ、著書『若きいのちの日記』を書き残された大島みち子さんは、「人生長きがゆえに尊からず、人生深きがゆえに尊し」と言われました。まさに、いのちの願いを見いだされ、いのち輝 ...



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