【仏教用語/人物集 索引】

牟呼栗多(むこりった)

投稿日:2021年2月5日 更新日:

 
牟呼栗多とは、「しばらく」「少しの間」「瞬時」の意味を持ち、時間の単位を表します。『摩訶僧祇律』では、須臾(しゅゆ)と表記されています。それによると、

1昼夜 = 30須臾(牟呼栗多)

1須臾(牟呼栗多) = 20羅予(らよ)

『大毘婆沙論』『倶舎論』では、

1昼夜 = 30牟呼栗多

1牟呼栗多 = 30臘縛(ろうばく)

1昼夜とは24時間で、1440分 = 30牟呼栗多

よって、1牟呼栗多は約48分を表します。

ただし、上記は一例で、この単位が表す時間の程度には使われ方によって幅があります。

また、松山ケンイチ主演で公開された映画「川っぺりムコリッタ」は、ここで説明している牟呼栗多から採られ、この映画は「かもめ食堂」などで知られる荻上直子監督によるオリジナル脚本とのことです。当初は2021年11月3日に公開予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2022年9月16日に延期・公開されました。

あなたに おすすめページ💡 戒名授与 1万円のみ(故人/生前/法名授与も)

<< 戻る

-仏教を本気で学ぶ
-,



Copyright © 1993 - 2024 寺院センター All Rights Reserved.