【仏教用語/人物集 索引】

クリスマス

投稿日:2020年12月24日 更新日:

12月25日はキリストの誕生日とされているのは創作だというのは有名な話です。第一にキリスト教の聖書にも誕生日の記述はなく、どちらかと言うと冬ではなく暖かい季節に誕生したであろうという記述はいくつかあるようですね。

今日、世界宗教と呼ばれるものが広がっていく時、必ず他の宗教とぶつかりました。その時、仏教ではその宗教を認め、仏教に関連づけた仏あるいは神にしました。ですから色いろな名前の仏さんがいるんです。

キリスト教は一神教が売りなので、他の宗教を取り入れる時、その宗教の神の名を抹殺してしまいます。その1つゲルマン民族の宗教を取り入れた(抹殺した)例を挙げます。

ゲルマン民族の正月は冬至前後でした。冬至は太陽が復活する日と考えられ、光への信仰と合わさっていました。その冬至の時間の切れ目に悪魔が出てくると信じていたようです。そのゲルマン民族がキリスト教と習合して名前を付けられた行事が12月25日のクリスマスです。元々のゲルマン民族の正月の考えは消され、キリストの誕生日だとされたのです。キリストがいればさぞ迷惑しているでしょう!?

その抵抗勢力がいたらしく、今でも北欧のクリスマスではサンタの後に悪魔がぞろぞろ着いて行くという光景があります。これは完全にキリスト教的にはおかしいことです。他にも例はありますが今回はこのくらいにして…。

もっとも、日本ではクリスマスにキリストの誕生日を祝う人は少ないですが…。

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