仏教、お寺とひとことで言っても、組織としては一枚岩でないことはご承知の通りだと思います。
そもそも、一つの統一された組織があるわけではないのです。
それぞれに主義主張があって、その時々でそれを応援する人がいる。
天台宗に最澄が出て、真言宗に空海が出て、そこに慕う人が集まる。
浄土宗に最澄、浄土真宗に親鸞、臨済宗に栄西、曹洞宗に道元、日蓮宗に日蓮、
といった具合に、「この人に着いて行く!」と思わせてくれる人が出たところに、
宗派が生まれます。
ですから、無理に一つにならなくていいのですね。
みんな違ってそれで良い。
お寺自体もそれぞれに宗教法人、宗教団体でして、
宗派機関は包括宗教法人といいます。
宗教法人は包括宗教法人に税金のようなものを払います。
寺院センターは宗教法人でも、包括宗教法人とも違います。
様々な主義主張のある宗派やお寺の中から賛同してくれる、
協力寺院、協力僧侶がその時々で力を出し合う窓口です。
寺院センターの活動に賛同して法要をご依頼いただく機会も、
おかげ様で増えてきました。
この活動に着いてきてくれる方に感謝です。
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