「 仏遺教経 」 一覧

『仏遺教経』99

あぬるだ、このごをといて、 阿珸樓馱、此語を説いて、 しゅちゅうみなことごとくししょうたい 衆中皆な悉く四聖諦 のぎをりょうだつすといえども、せそん の義を了達すと雖も、世尊 このもろもろのだいしゅを ...

『仏遺教経』04

まさにしるべし、これはすなわち 当に知るべし、此れ則ち これなんだちがだいしなり。 是れ汝が大師なり。 もしわれよにじゅうするともこれに 若し我世に住するとも此に ことなることなけん。 異なること無け ...

『仏遺教経』20

たといこれをほしいままにするとも 假令之を縦にするとも みなまたひさしからずして 皆な亦た久しからずして そのまめつとみん。 其の磨滅を見ん。 このごこんはしんをそのしゅと 此の五根は、心を其の主と ...

『仏遺教経』36

たとえばこくがんのなんじがしつに 譬えば黒蚖の汝が室に あってねむるがごとし。 在って睡るが如し。 まさにじかいのかぎをもってはやく 当に持戒の鉤を以て早く これをびょうじょすべし。 之を屏除すべし。 ...

『仏遺教経』52

いかにいわんやしゅっけにゅうどうのひと 何かに況んや出家入道の人 げだつのためのゆえにみずからその 解脱の為の故に自ら其の みをくだしてしかもことと 身を降して而も乞を ぎょうずるをや。 行ずるをや。 ...

『仏遺教経』68

なんだちびく。もしつとめてしょうじん 汝等比丘。若し勤めて精進 すればすなわちじとして すれば則ち事として かたきものなし。このゆえになんだち 難き者無し。是の故に汝等 まさにつとめてしょうじんすべし ...

『仏遺教経』84

だいひせそんしょせつのりやくは 大悲世尊所説の利益は みなすでにくきょうす。なんだち、 皆以て究竟す。汝等、 ただまさにつとめてこれをぎょうずべし。 但当に勤めて之を行ずべし。 ▶ 次に ...

『仏遺教経』100

なんだちびく。ひのうを 汝等比丘。悲悩を いだくことなかれ。 懐くこと勿れ。 もしわれよにじゅうすること 若し我世に住すること いっこうするともあうものは 一劫すとも会う者は またまさにめっすべし。 ...

『仏遺教経』05

じょうかいをたもたんものは、 浄戒を持つ者は、 ぼんまいむやくし、 販売貿易し、 でんたくをあんちし、 田宅を安置し、 じんみんぬびちくしょうをちくようする 人民奴婢畜生を畜養する ことをえざれ。 こ ...

『仏遺教経』21

しんのおそるべきこと、どくじゃ 心之畏るべきこと、毒蛇 あくじゅうあんぞくよりもはなはだし、 悪獣怨賊よりも甚し。 だいかのおついつなるも、 大火の越逸なるも、 いまだたとえとするにたらず。 未だ喩と ...

『仏遺教経』37

すいじゃすでにいでなば、 睡蛇既に出でなば、 すなわちあんみんすべし。 乃ち安睡すべし。 いでざるにしかもねむるは、 出でざるに而も眠るは、 これむざんのひとなり。 是れ無慚の人なり。 ▶ ...

『仏遺教経』53

なんだちびく。てんごくのしんは 汝等比丘。諂曲の心は、 どうとそういす。このゆえに 道と相違す。是の故に よろしくまさにそのしんの 宜しく応に其の心を しつじきにすべし。 質直にすべし。 ɛ ...

『仏遺教経』69

もしぎょうじゃのこころしばしば 若し行者の心数数ば げはいすればたとえばひを 懈廃すれば譬えば火を きるにいまだあつからずして 鑚るに未だ熱からずして しかもやめばひをえんと 而も息めば火を得んと ほ ...

『仏遺教経』85

もしはせんげんもしはくうたくのなかに 若は山間若は空澤の中に おいても、もしは、じゅげげんしょ 於ても、若しは、樹下閑処 じょうしつにあっても、 静室に在っても、 しょじゅのほうをねんじて 所受の法を ...

『仏遺教経』101

おうてしかもはなれざること 会うて而も離れざること ついにうべからず。 終に得べからず。 じりりじんのほうはみなぐそくす。 自利利人の法は皆具足す。 もしわれひさしくじゅうするとも 若し我久しく住する ...

『仏遺教経』06

いっさいのしゅぢきおよびもろもろの 一切の種植及び諸の ざいほう、みなまさにおんりすること 財宝、皆当に遠離すること かきょうをさくるがごとくすべし。 火坑を避くるが如くすべし。 ▶ 次 ...

『仏遺教経』22

たとえば、ひとあって 譬えば、人有って てにみっきをとって、 手に蜜器を執って、 そうてんきょうそうしてただみつのみを 動転軽躁して但だ蜜のみを みてじんきょうをみざるがごとし。 見て深坑を見ざるが如 ...

『仏遺教経』38

ざんちのふくはもろもろのしょうごんに 慚恥の服は諸の荘厳に おいてもっともだいいちなりとす。 於いて最も第一なりとす。 ざんはてつこうのごとし。 慚は鉄鉤の如し。 よくひとのひほうをせいす。 能く人の ...

『仏遺教経』54

まさにしるべし、てんごくは 当に知るべし、諂曲は ただごおうをなすことを 但だ欺誑を為すことを。 にゅうどうのひとはすなわち 入道の人は則ち このことわりなし。 是の処り無し。 ▶ 次に ...

『仏遺教経』70

なんだちびく。ぜんちしきをもとめ 汝等比丘。善知識を求め ぜんごじょをもとむることは 善護助を求むることは ふもうねんにしくはなし。 不忘念に如くはなし。 ▶ 次に進む ◀ ...

『仏遺教経』86

つねにまさにみずからつとめて 常に当に自ら勉めて しょうじんしてこれをしゅすべし。 精進して之を修すべし。 なすことのうしてむなしく 為すこと無うして空しく しせばのちにくいあることを 死せば後に悔い ...

『仏遺教経』102

まさにどすべきものはもしは 応に度すべき者は若しは てんじょうにんげんみなことごとく 天上人間皆な悉く すでにどす。そのいまだどせざる 已に度す。其の未だ度せざる ものにはみなまたすでに 者には皆亦已 ...

『仏遺教経』07

そうもくをばっさいし、どをたがやし、 草木を斬伐し、土を墾し、 ちをほり、とうやくをごうわし、 地を掘り、湯薬を合和し、 きっくをせんそうし、しょうしゅくを 吉凶を占相し、星宿を ごうかんし、ようこを ...

『仏遺教経』23

たとえば、きょうぞうのかぎなく、 譬えば、狂象の鈎無く、 えんこうのきをえて 猿猴の樹を得て とうやくちょうちゃくして、 騰躍跳躑して きんぜいすべきことかたきがごとし。 禁制すべきこと難きが如し。 ...

『仏遺教経』39

このゆえにびくつねにまさに 是の故に比丘常に当に ざんちすべし。しばらくもすつる 慚恥すべし。暫くも替つる ことをうることなかれ。 こと得ること無かれ。 もしざんちをりすれば、 若し慚恥を離すれば、 ...

『仏遺教経』55

このゆえになんだち、 是の故に汝等、 よろしくたんしんにして 宜しく端心にして しつじきをもってほんとなすべし。 質直を以て本と為すべし。 ▶ 次に進む ◀ 前に戻る &# ...

『仏遺教経』71

もしふもうねんあるものはもろもろの 若し不忘念ある者は諸の ぼんのうのぞくすなわちいること 煩悩の賊則ち入ること あたわず。このゆえになんだち、 能わず。是の故に汝等、 つねにまさにねんのおさめて 常 ...

『仏遺教経』87

われはりょういのやまいをしって 我れは良医の病を知って くすりをとくがごとし。 薬を説くが如し。 ふくとふふくとは 服と不服とは いのとがにあらず。 医の咎に非ず。 ▶ 次に進む &#x ...

『仏遺教経』103

じこんいごわがもろもろのでし 自今已後我が諸の弟子 てんでんしてこれをぎょうぜばすなわち 展転して之を行ぜば則ち これにょらいのほっしんつねにいまして 是れ如来の法身常に在して しかもめっせざるなり。 ...

『仏遺教経』08

みをせっし、ときにじきして、 身を節し、時に食して、 しょうじょうにしてじかつせよ。 清浄にして自活せよ。 せじにさんよし、しみょうを 世事に参預し、使命を つうちし、しゅじゅつしせんやくし、 通致し ...

『仏遺教経』24

まさにすみやかにこれをとりひしいで 当に急に之を挫いで ほういつならしむることなかる 放逸ならしむこと無かる べし。このしんのほしいままにすれば、 べし。此の心を縦にすれば、 ひとのぜんじをうしのう。 ...

『仏遺教経』40

うぎのひとはすなわちぜんぽうあり、 有愧の人は則ち善法有り、 もしむぎのものはもろもろの 若し無愧の者は諸の きんじゅうとあいことなることなけん。 禽獣と相異なること無けん。 ▶ 次に進 ...



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