「 仏遺教経 」 一覧
-
『仏遺教経』13
もしひとよくじょうかいをじすれば、 若し人能く浄戒を持すれば、 これすなわちよくぜんぼうあり。 是れ則ち能く善法有り。 もしじょうかいなければ、しょぜんの 若し浄戒無ければ、諸善の くどくみなしょうず ...
-
『仏遺教経』29
たとえばちしゃのごりきのたうる 譬えば智者の牛力の堪うる ところのたしょうをちゅうりょうして、 所の多少を籌量して、 ぶんにすごしてもってその 分を過ごして以て其の ちからをつくさしめざるがごとし。 ...
-
『仏遺教経』45
うえいかん。となればしんいの 所以何ん。となれば瞋恚の がいはすなわちもろもろのぜんぽうを 害は能く諸の善法を やぶりこうみょうもんをえす。 破り好名聞を壊す。 こんせごせのひと、 今世後世の人、 み ...
-
『仏遺教経』61
ちそくのひとはちじょうにふすと 知足の人は地上に臥すと いえども、なおあんらくなりとす。 雖、猶安楽なりとす。 ふちそくのものはてんどうにしょすと 不知足の者は天堂に処すと いえども、またこころにかな ...
-
『仏遺教経』77
なんだちびく。もしちえあれば、 汝等比丘。若し智慧有れば、 すなわちとんじゃくなしつねにみずから 則ち貪著無し常に自ら しょうさつしてしつあらしめざれ。 省察して失有らしめざれ。 ▶ 次 ...
-
『仏遺教経』93
ほとけのときたもうくたいは、 仏の説きたもう苦諦は、 じつにくなり、 実に苦なり、 らくならしむべからず。 楽ならしむべからず。 ▶ 次に進む ◀ 前に戻る Ἶ ...
-
『仏遺教経』109
なんだちびく。つねにまさにいっしんに 汝等比丘。常に当に一心に しゅつどうをごんぐすべし。 出道を勤求すべし。 いっさいせけんのどうふどうのほうは 一切世間の動不動の法は、 みなこれはいえふあんのそう ...
-
『仏遺教経』14
これをもってまさにしるべし、 是れを以て当に知るべし、 かいをだいいちあんのんくどくの 戒を第一安穏功徳の しょじゅうしょとなすことを。 所住処と為すことを。 ▶ 次に進む ɜ ...
-
『仏遺教経』30
なんだちびく。ひるはすなわちごんしん 汝等比丘。昼は即ち勤心 にぜんぽうをしゅじゅうして に善法を修習して ときをしっせしむることなかれ。 時を失せしむること勿れ。 ▶ 次に進む ...
-
『仏遺教経』46
まさにしるべし、しんじんは 当に知るべし、瞋心は みょうかよりもはなはだし。つねにまさに 猛火よりも甚し。常に当に ぼうごしていることを 防護して入ることを えせしむることなかるべし。 得せしむること ...
-
『仏遺教経』62
ふちそくのものはとめりといえども、 不知足の者は富めりと雖、 しかもまずし。ちそくのひとは、 而も貧し。知足の人は、 まずしといえども、しかもとめり。 貧しと雖、而も富めり。 ▶ 次に進 ...
-
『仏遺教経』78
これすなわちわがほっちゅうに 是れ則ち我が法中に おいてよくげだっとう。 於いて能く解脱を得。 もししからざるものは、 若し爾らざる者は、 すでにどうにんにあらず、 既に道人に非ず、 またびゃくえにあ ...
-
『仏遺教経』94
しゅうはまことにこれいんなり、 集は真に是れ因なり、 さらにいいんなし。くもし 更に異因無し。苦若し めっすればすなわちこれいんめっす、 滅すれば即ち是れ因滅す、 いんめっするがゆえにかめっす。 因滅 ...
-
『仏遺教経』110
なんだちしばらくやみね。 汝等且く止みね。 またものいうことをうることなかれ。 復た語うこと得ること勿れ。 ときまさにすぎなんとほっす。 時将に過ぎなんと欲す。 われめつどせんとほっす。 我滅度せんと ...