「 仏遺教経 」 一覧

『仏遺教経』56

なんだちびく。まさにしるべし。 汝等比丘。当に知るべし。 たよくのひとはりをもとむること 多欲の人は利を求むること おおきがゆえにくのうもまたおおし。 多きが故に苦悩も亦多し。 しょうよくのひとはむぐ ...

『仏遺教経』72

もしねんのしっするものは、 若し念を失する者は、 すなわちもろもろのくどくをしっす。 則ち諸の功徳を失す。 もしねんりきけんごうなれば、 若し念力堅強なれば、 ごよくのぞくのなかにいるといえども 五欲 ...

『仏遺教経』88

またよくみちびくもののひとを 又善く導くものの人を ぜんどうにみちびくがごとし。 善導に導くが如し。 これをきいてゆかざるは 之を聞いて行かざるは みちびくもののとがにあらず。 導くものの過に非ず。 ...

『仏遺教経』104

このゆえにまさにしるべし。 是の故に当に知るべし。 よはみなむじょうなり、 世は皆な無常なり、 あうものはかならずはなるること 会うものは必ず離るること ありうのうをいだくことなかれ。 有り憂悩を懐く ...

『仏遺教経』09

まさにみずからたんしんしょうねん 当に自ら端心正念 にしてどをもとむべし。 にして度を求むべし。 けしをほうぞうし、いをあらわし、 瑕疵を苞蔵し、異を顕し、 しゅをまどわすことをえざれ。 衆を惑わすこ ...

『仏遺教経』25

このゆえにびく、 是の故に比丘、 まさにつよめてしょうじんして、 当に勤めて精進して、 なんじがしんをしゃくぶくすべし。 汝が心を折伏すべし。 ▶ 次に進む ◀ 前に戻る ...

『仏遺教経』41

なんだちびく。もしひとあり 汝等比丘。若し人有り きたってせつせつにしげするとも、 来って節節に支解するとも、 まさにみずからしんのおさめてしんごん 当に自ら心を攝めて瞋恨 せしむることなかるべし。 ...

『仏遺教経』57

ただちにしょうよくすらなおしゅじゅう 直爾に少欲すら尚修習 すべし。いかにいわんや すべし。何に況んや しょうよくのよくもろもろの 少欲の能く諸の くどくをしょうずるをや。 功徳を生ずるをや。 &#x ...

『仏遺教経』73

なんだちびく。もしねんのおさむる 汝等比丘。若し念を攝むる ものはこころすなわちじょうにあり。 者は心則ち定に在り。 こころじょうにあるがゆえに、 心定に在るが故に、 よくせけんしょうめつのほっそうを ...

『仏遺教経』89

なんだちびく。もしくとうのしたい 汝等比丘。若し苦等の四諦 においてうたごうところあるものは、 に於いて疑う所有る者は、 はやくこれをとうべし。 疾く之を問うべし。 うたがいをいだいてけっともとめざる ...

『仏遺教経』105

せそうかくのごとし。 世相是くの如し。 まさにつとめてしょうじんして、 当に勤めて精進して、 はやくげだっともとめ 早く解脱を求め ちえのみょうをもって、 智慧の明を以て、 もろもろのちあんをめっすべ ...

『仏遺教経』10

しくようにおいてりょうをしり 四供養に於いて量を知り たることをしるべし。 足ることを知るべし。 わずかにくじをえてちくしゃく 趣かに供事を得て畜積 すべからず。これすなわち すべからず。 此れ則ち ...

『仏遺教経』26

なんだちびく。もろもろのおんじきを 汝等比丘。諸の飲食を うけてはまさにくすりを 受けては当に薬を ふくするがごとくすべし。 服するが如くすべし。 よきにおいてもあしきに 好きにおいても悪しきに おい ...

『仏遺教経』42

またまさにくちをまもって 亦当に口を護って、 あくごんをいだすことなかるべし。 悪言を出だすこと勿るべし。 もしいしんをほしいままにすれば、 若し恚心を縦にすれば、 すなわちみずからどうをさまたげ、 ...

『仏遺教経』58

しょうよくのひとはすなわち 少欲の人は則ち てんごくしてもってひとのこころを 諂曲して以て人の意を もとむることなし。また 求むること無し。亦復 しょこんのためにひかれず。 諸根の為めに牽かれず。 & ...

『仏遺教経』74

このゆえにあんだちつねにまさに 是の故に汝等常に当に しょうじんしてもろもろのじょうを 精進して諸の定を しゅじゅうすべし。もしじょうを 修集すべし。若し定を うるものはこころすなわちさんぜず。 得る ...

『仏遺教経』90

そのときにせそん、 爾の時に世尊、 かくのごとくみたびとなえ 是くの如く三たび唱え たもうにひとといたてまつるものなし。 たもうに人問い奉る者無し。 ゆえはいかん、 所以は何ん、 しゅうたがいなきがゆ ...

『仏遺教経』106

よはじつにきぜいなり、 世は実に危脆なり、 ろうごうなるものなし。 牢強なる者無し。 われいまめっとうること、 我今滅を得ること、 あくびょうをのぞくがごとし。 悪病を除くが如し。 ▶ ...

『仏遺教経』11

かいはこれしょうじゅんげだつの 戒は是れ正順解脱の ほんなり。かるがゆえに 本なり。故に はらだいもくしゃとなずく。 波羅提木叉と名づく。 ▶ 次に進む ◀ 前に戻る &# ...

『仏遺教経』27

わづかにみをささうることをえて、 趣かに身を支うるを得て、 もってきかつとのぞけ。 以て飢渇を除け。 はちのはなをとるにただその 蜂の花を採るに但だ其の あじわいのみをとって 味わいのみを取って しき ...

『仏遺教経』43

にんのとくたること、じかいくぎょう 忍の徳たること、持戒苦行 もおよぶことあたわっざるところなり。 も及ぶこと能わざる所なり。 よくにんのぎょうずるものは、 能く忍を行ずる者は、 すなわちなづけてうり ...

『仏遺教経』59

しょうよくをぎょうずるものはこころ 少欲を行ずる者は心 すなわちたんねんとしてういするところ 則ち坦然として憂畏する所 なし。ことにふれてあまりあり。 無し。事に触れて余り有り、 つねにたらざることな ...

『仏遺教経』75

たとえば、みずをおしめるいえの 譬えば、水を惜しめる家の よくていとうをじするがごとし。 善く堤塘を治するが如し。 ぎょうじゃもまたしかなり。 行者も亦た爾なり。 ▶ 次に進む  ...

『仏遺教経』91

ときにあぬるだ、 時に阿珸樓馱、 しゅのこころをかんさつして、 衆の心を観察して、 しかもほとけにもうしてもうさく、 而も仏に白して言さく、 ▶ 次に進む ◀ 前に戻る & ...

『仏遺教経』107

これはこれまさにすつべき 此は是れ応に捨つべき ざいあくのものなり、かりになづ 罪悪の者なり、假に名づ けてみとなす。ろうびょうしょうじの けて身と為す。老病生死の だいかいにもつざいせり。 大海に沒 ...

『仏遺教経』12

このかいにいいんすれば、もろもろの 此の戒に依因すれば、諸の ぜんじょうおよびめっくのちえを 禅定及び滅苦の智慧を しょうずることをう。このゆえに 生ずることを得。是の故に びく。まさにじょうかいをた ...

『仏遺教経』28

びくもまたしかなり。 比丘も亦た爾なり。 ひとのくようをうけて、わずかに 人の供養を受けて趣に みずからのうをのぞけ。おおく 自ら悩を除け。多く もとめてそのぜんしんをえする 求めて其の善心を壊する ...

『仏遺教経』44

もしそれおめのどくをかんぎし 若し其れ悪罵の毒を歓喜し にんじゅしてかんろをのむがごとく 忍受して甘露を飲むが如く することあたわざるものは、 すること能わざる者は、 にゅうどうちえのひととなづけず。 ...

『仏遺教経』60

なんだちびく。もしもろもろの 汝等比丘。若し諸の くのうをだっせんとほっせば、 苦悩を脱せんと欲せば、 まさにちそくをかんずべし。 当に知足を観ずべし。 cじそくのほうはすなわちこれ 知足の法は即ち是 ...

『仏遺教経』76

ちえのみずのためのゆえに、 智慧の水の為の故に、 よくぜんじょうをしゅして 善く禅定を修して ろうしつせざらしむ。 漏失せざらしむ。 これをなづけてじょうとなす。 是れを名づけて定と為す。 % ...

『仏遺教経』92

せそん、つきはあつからしむべく、 世尊、月は熱からしむべく、 ひはひややかならしむべく 日は冷ややかならしむべく とも、ほとけのときたもうしたい とも、仏の説きたもう四諦 はいならしむべからず。 は異 ...

『仏遺教経』108

なんぞちしゃはこれをじょめつする 何ぞ智者は之を除滅する ことをうることおんぞくを ことを得ること怨賊を ころすがごとくにしてしかも 殺すが如くして而も かんぎせざることあらんや。 歓喜せざること有ら ...



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