【仏教用語/人物集 索引】

オンライン法要(おんらいんほうよう)

投稿日:2022年3月1日 更新日:

 
オンライン法要とは、インターネットを通じたオンラインで法事や葬儀などの法要を行なうことです。ZOOMやLINE、スカイプなどビデオ通話・ビデオ会議機能を用いて同時進行する場合と、YouTubeなど録画されたものを再生して進行する場合があります。また、前者は通常の法要内容に近く、後者で個別の供養対象者に向けたものでない場合はオンライン法要に誰でも使用できるものもあります。

寺院やセレモニーホールなど、担当寺院の僧侶が法事や葬儀の法要を行なう様子を動画で撮影するなどし、自宅などの遠隔地からパソコンやスマートフォンなどで視聴し、法事や葬儀などの法要に参列することをオンライン法要といいます。なお、録画されたものを再生して進行する場合には、同じ時刻に再生を始めるなど、できるだけ時間を共有できるように工夫をしているようです。また、同じ時間に都合がつかない場合でも録画タイプであれば同じものが見れることで安心です。

新型コロナウイルスの感染症対策として一般的にも認知されるようになったオンライン法要ですが、多くの事例から、できること、できないことがはっきりしてきました。法要の途中で、お焼香やお線香の時間が設けられていたり、お経を一緒に唱えられるようになっていたり、遠隔開催であっても実際の法要のように取り組んでいる事例が多く出てきました。

オンライン法要の問題点

・インターネット接続のトラブルが心配される。どちらか、または多くの場所から見ている場合、どこかでトラブルが起きることもあります。
・通話アプリ自体が不安定なときがある。
・録画されたものだとやりとりできない。(しかし、多くの場合、実際の法要であっても僧侶と会話する時間は限られている。)
・寺院側としては、コロナ禍の後どうなるか心配。
・他のオンラインサービスと違い、料金が安く済むわけではない。
・音質の良し悪しが実際に始まらないと分からない。

オンライン法要の良い点

・三密が避けられ、感染症対策として有効的。
・これまでの法要に準じたものが行える。
・会場に行かなくても、例えば海外からでも法要に参加できる。
・交通費などがかからないため経済的。
・大きな会場を借りなくてもいい。
・録画再生の場合、前もって視聴して本番を迎えられる。

関連する宗派

曹洞宗、臨済宗、浄土宗、浄土真宗、真言宗、天台宗、日蓮系宗派など。

いろいろな名称

オンライン法要には類似する様々な別称・表記があります。オンライン法事、WEB法事、Online法事、WEB法要、Online法要、WEB供養、Online供養、WEBお葬式、Onlineお葬式、WEB告別式、Online告別式、WEBお墓参り、Onlineお墓参り、リモート法事、オンライン月参り、リモート月参り、WEB祈願、Online祈願、WEB厄除、Online厄除、ZOOM法事、ZOOM法要、LINE法事、LINE法要、などなど。

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