・専光寺 浄土真宗本願寺派 広島県福山市大門町2-1-25
親鸞聖人の弟子で、明光上人という方がおられて、遠く鎌倉から備後に派遣され、海岸に近いところを拠点にして、布教伝道活動をされました。その教線は内陸部に急速に広がり、数多くの傘下寺院を建立していきます。
お陰で津之下もご法義が大繁盛をしていきます。やがて、戦国時代や安土桃山時代を経て、徳川の時代となります。すでに落城した神辺城や地元明智城主の血を引き「藤井」姓を名乗る者達が、幾つかの寺院を創建し、信仰を深めつつありました。将軍家康の従弟水野勝成が宰地備後に入国し、福山城下町を造るに当たり、近郊の有力寺院を寄せ集めました。城下町へは2里近くありましたが、信仰の拠点を奪われた「藤井」一族が、このことを残念に思い建立したのが、専光寺です。隣にあった城山の中腹、館跡が専光寺境内となりました。石垣はその遺構です。(リンク先より)
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