【第10話】1円を笑うものは1円に泣く

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現代社会を生きる上で、お金はなくてはならないものです。お金がない時代であれば、石斧などの道具、肉や果実などの食べ物がなくてはならないものでした。余ったものを交換したり、その土地にしかないものを旅先で交換したり、物々交換がされるようになりました。都市に定住するようになると、いつの頃か貨幣、お金が誕生します。

人は助け合って生きているので、必要なものは買うことで手に入ります。そのためにお金は必要なわけですが、お坊さんがお金の話を少しでもすると、違和感や嫌悪感を感じる人が一部いるようです。恐らく、高額なお布施を請求されたとか、そのような話を聞いたとか、嫌な思いをしたのだと思います。そんなお寺ばかりではないですが、仏教に関わるものとして謝ります。ごめんなさい。

欲は限りありません。誰にでも欲はあります。食欲、睡眠欲、性欲は人間の三大欲求と言われています。この欲自体は無意識に発生するものです。意識しなくても、身体の中では血を巡らせ、呼吸して様々な機能が働いてくれています。他人を邪魔するような欲は、大抵、意識した時に出ます。上下関係を意識した時にはパワハラ。男女関係を意識した時にはセクハラ、不倫。など。トラブルの元となるので避けましょう。

お金は物と物の対価なので、納得して出さなければ、いつまでも不満が残ります。納得できないものにお金を出す必要はありません。「1円を笑うものは1円に泣く」と言いますが、たった1円、されど1円です。100万円の物を買うのに、99万9999円しか持っていなかったら、どんなに欲しくても買えないのです。

1円と同等の価値をポイントで表す場合もあります。そのポイントを使って実際に物を買えるので、積極的にポイントを貯めるポイ活というものもあります。例えば「この広告を見たら1ポイントあげます」というものは手軽にポイントを貯めることができ、コツコツ集めれば多く集めることも可能です。

しかし、自分の生き方に反した広告は見ない方がいいです。例えば、ローンの広告を1ポイントを得るために頻繁に見ていると、「自分は利用しないから大丈夫」と思っていても、無意識なまま借金に抵抗がなくなっていく傾向があります。その他の広告にも、同じようなことが言えます。

1ポイントを得るために、自分を損なわないよう。自分の生き方に悪い影響を与えるようなページは見ないことが大事です。「1円を笑うものは1円に泣く」と言いましたが、1ポイントを得ようとして、1ポイント以上のものを失ったら元も子もありません。1ポイントに泣かないよう心がけましょう。

継続は力なりと言いますが、何でも機械的に続けようということではなく、「これどうなんだろうか?」と疑問に思ったら立ち止まり、「失敗したな・・・」と思ったら反省してやり直す。人は同じ過ちを繰り返しがちですが、何度でもみなさんが戻ってくる切っ掛けをつくれればいいなと思っています。

こうやって、動画を見てもらったり、文章を読んでもらったりしながら、私自身が勉強しているんです。アウトプットした方が頭に残りやすいです。誰かのためというよりも、自分がやりたいと思ったことをやっています。それで、役に立ったと言ってもらえたり、アドバイスをもらったり、副産物がたくさん出来るのも嬉しいです。ありがとうございます。

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