六曜(ろくよう)

投稿日:2018年6月26日 更新日:

「結婚式は大安を選ぶ」とか「葬式は友引を避ける」など、筋目筋目で行われる大切な行事は日にちを選んで行われます。インドなどでは占い師に頼んだり、お坊さんに頼んだりして日にちを決めるようです。日本でもお坊さんに「いついつにしたらよいか」という相談はよくあることですが、カレンダーに「大安」「赤口」「先勝」「友引」「先負」「仏滅」というように示されているので、誰でも簡単に良い日を選べるようになっています。

これを六曜(ろくよう)とか六星(ろくせい)、六輝(ろっき)といわれています。これは、暦日の考え方ですが、日の吉凶を示すために作られたもので、実は三国志に登場する蜀の劉備の軍師であった諸葛孔明が日の吉凶に関する占いをたてて、戦略に利用したのが起源と言われています。吉凶の日に応じて戦えば必勝するとの信念を与え、これを利用して将兵の士気を鼓舞したところ、それが上手くいって勝ち続けたという話が伝えられています。

日本で実際の生活に利用されるようになったのは江戸時代の後期とされています。明治時代になり1873(明治6)年、いままで使用していた太陰太陽暦を廃止。新たに太陽暦を採用することになった際、政府は、「暦注は迷信で、よりどころのない説である」とし、六曜を暦に載せることを禁止しました。

暦に掲載されないので、六曜を使う人は自分で調べて良い日を選ばなければならなくなりました。六曜の並びは単純なもので、良い日か悪い日か一目見れば分かるので、ないよりあった方がよい便利なものです。禁止されたことで逆に注目され、人気になったのが六曜だったのです。戦後、さらに人気が出て使われるようになりました。進んで使うようになったのはここ50年ほどではないでしょうか。

ちなみに仏滅は、「空亡(くうぼう)」と言っていたものが、その後「物滅」に変化して、「仏滅」と書かれるようになったようです。釈迦の入滅と仏滅とは関係ありません。つまり、仏教とは関係のないものです。

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