文献 『典座教訓』9、食べることも仏法を行じていること
せしゅいんにいって施主院に入ってざいをしゃしさいをもうけば、財を捨し斎を設けば、またまさにもろもろのちじまた当に諸の知事いっとうにしょうりょうすべし。一等に商量すべし。これそうりんのきゅうれいなり。是れ叢林の旧例なり。えもつひょうさんは、回物俵散は、おなじくともにしょうりょうせよ。同じく共に商量せよ。けんをおかししょくをみだすことを権を侵し職を乱す事をえざれ。さいしゅくにょほうに得ざれ。斎粥如法にべんじおわらば、あんじょうにあんちし、弁じ了らば、案上に安置し、てんぞけさをかけ、ざぐをのべ典座袈裟を搭け、坐具を展べまずそうどうをのぞんで、先ず僧堂を望んで、ふんこうきゅうはいし、焚香九拝し、はいし...