文献 『典座教訓』13、まず心をこめて行ずること
まことにそれとうしき、誠に夫れ当職、せんもんげんしょう、先聞現証、めにありみみにあり。眼に在り耳に在り。もじありどうりあり。文字有り道理有り。しょうてきというべきか。たとい正的と謂うべきか。縦いしゅくはんじゅうのなをかたじけのうせば粥飯頭の名を忝うせば、しんじゅつもまたこれにどうずべし、心術も亦之に同ずべし、『ぜんえんしんぎ』にいわく、『禅苑清規』に云く、「にじのしゅくはん、りすること「二時の粥飯、理することまさにせいほうなるべし。合に精豊なるべし。しじのくすべからくけっしょう四事の供すべからく闕少せしむることなかるべし。せしむること無かるべし。せそん20ねんのいおん、世尊二十年の遺恩、じそん...