文献 『典座教訓』18、自然のまま喜びの心で引き受ける
おおよそもろもろのちじちょうしゅ、凡そ諸の知事頭首、およびとうしょく、さじさむのじせつ、及び当職、作事作務の時節、きしん、ろうしん、だいしんをほじすべ喜心、老心、大心を保持すべきものなり。いわゆる、きものなり。いわゆる、きしんとは、きえつのこころなり、喜心とは、喜悦の心なり。おもうべし、われもしてんじょうに想ふべし、我れ若し天上にしょうぜば、らくにあらわしてひまなし。生ぜば、楽に著して間無し。ほっしんすべからず。しゅぎょういまだ発心すべからず。修行未だびんならず。いかにいわんや便ならず。何に況んやさんぼうくようのじきをなすべけんや。三宝供養の食を作すべけんや。まんぽうのなか、万法の中、さいそん...