人物

篠山紀信(しのやまきしん)

写真家の篠山紀信は篠山明信円照寺住職の次男。1944年、4歳の時、篠山明信住職が戦死してしまいますが、高校時代まで生家の円照寺で過ごしました。三島由紀夫さんやジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻、山口百恵さんら、60年以上にわたって時代を象徴する人物や物事を撮影し、「激写」シリーズなどで知られる写真家です。主な作品篠山紀信と28人のおんなたち (1968)篠山紀信集・NUDE (1970) - 「死の谷」「TWINS」オレレ・オララ (1971) - 大林宣彦が「オレレ・オララ」制作時に撮影されたリオのカーニバルの写真を16ミリムービーカメラで再撮して映画化している女形・玉三郎 (1972)スター...
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『修証義』(しゅしょうぎ)『正法眼蔵』対応版

『修証義』は、道元禅師の著わされた『正法眼蔵』から、その文言を抜き出して編集されたものです。全文を掲載し、文中にリンクを施している箇所は実際に『正法眼蔵』で掲載している箇所へのリンクです。元々どのように表現されていたのかを確かめることが出来ます。『修証義』は寺院での法要は言うまでもなく、一般の法事などでもよく読まれるお経です。第一章 総 序生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり、生死の中に仏あれば生死なし、 但生死即ち涅槃と心得て、生死として厭(いと)ふべきもなく、涅槃として欣ふべきもなし、是時初めて生死を離るる分あり、唯一大事因縁と究尽すべし。(第1節)人身得ること難し、仏法値ふこと希...
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『法句経』ダンマパダ – ブッダ 真理の言葉

かの尊師・真人・正しく覚った人に敬礼したてまつる。【 第1章 ひと組みずつ 】1 物事は心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行ったりするならば、苦しみはその人につき従う。車をひく牛の足跡に車輪がついて行くように。2 物事は心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で話したり行ったりするならば、福楽はその人につき従う。影がそのからだから離れないように。3 「彼は、我を罵った。彼は、我を害した。彼は、我に打ち勝った。彼は、我から強奪した。」という思いをいだく人には、怨みはついにやむことがない。4 「彼は、我を罵った。彼は、我を害した...
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『正法眼蔵 』(しょうぼうげんぞう)

正法眼蔵は、道元禅師が23年間に渡りまとめ説かれたもので、1231(寛喜3)年8月に最初の巻である『弁道話』をあらわされました。最終巻は示寂の年1253(建長5)年1月に完成した『八大人覚』の巻です。その題名が示すように、釈尊から歴代の祖師をつうじてうけ継いだ正しい教法の眼目をあますところなく収蔵して提示しようとした書物ということが出来ます。その内容の多くは、道元禅師の深い悟りの境涯を、禅師独特の語法で説示した高度なもので、現代においても、日本の生んだ最高の宗教思想書とも評され、世界的にも高い評価がなされており、特に曹洞宗における根本的な聖典です。一般的には95巻とされていますが、それは道元禅...
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寿老神(じゅろうじん)

寿老神とは、道教の神であり、中国の伝説上の人物です。道教の神・南極老人(南極老人星・カノープス)の化身を現わしていると考えられています。中国の寿星で、唐代、宋代の古画には、群仙の一人として扱われています。また、七福神に加えられています。その姿は老人で白髭を垂れ、身の丈三尺、長頭で鹿をともなっています。鹿は千五百才で、その肉を食べた者は、二千年の長寿が得られ、杖の先に結びついている軸物は、人の寿命の長短を記した帳簿といわれています。七福神の福禄寿と同体異名の神とされることもあり、より長寿の徳を強調しています。 (七福神・寿老人・橘守国画wikipediaより)<< 戻る
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食堂(じきどう)- 仏教建築

食堂とは、仏教寺院において僧侶が斎食(さいじき:正午や決まった時間にとる食事)をとるための主要な建物で、七堂伽藍の一つに数えられます。斎堂ともいいます。食堂は単に食べる場所ではなく、作法にかなった起居動作を行って食事をいただくところで、インド、中国においても、食堂で僧侶が集まり食事を行うことは大事な修行でした。その起源は、托鉢した食事をいただくことだと考えられます。そのような食堂の持つ意味合いは徐々に薄れ、単に食べる場所は他の建物の機能に移ることもありました。ただし、禅宗においてのみ、食堂は僧堂(そうどう)と呼ばれてその修行と意味を現代に伝えています。また、食堂の本尊には、賓頭盧尊者(びんずる...
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釈迦堂(しゃかどう)

釈迦堂とは、釈迦如来を本尊とする仏堂のことです。また、その全てを釈迦堂というわけではなく、宗派や、伽藍が整備された年代、寺院規模などにより呼び方の違いがあります。釈迦堂であるからこの形で建てられているという見分けは出来ません。比叡山延暦寺の座主円澄が9世紀初め西塔に建立したのが初めとされています。その他、京都の清涼寺の嵯峨釈迦堂や大報恩寺の千本釈迦堂などが有名です。(釈迦堂 比叡山延暦寺)<< 戻る
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七堂伽藍(しちどうがらん)

七堂伽藍とは、寺院の建物群の中でも主要なものを表わす言葉です。伽藍とは、僧侶が集まり修行する場所を意味していたものが、僧侶が集まり住む建物群を意味するようになりました。梵語のサンガラーマの音写である僧伽藍(そうぎゃらん)が略されて伽藍になりました。また、時代や国、地域、宗派によって七堂の構成はまちまちで、実際に7種の建物がなくても「主要な建物が整備されている寺院」を意味する言葉として使われます。一般的に知られる七堂伽藍の構成は、金堂・講堂・鐘楼・経蔵・僧房・食堂・仏塔とされていますが、一定しません。禅宗の場合は、山門・仏殿・法堂・庫院・僧堂・浴司・東司といわれています。<< 戻る
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十一面観音菩薩(じゅういちめんかんのんぼさつ)

十一面観音菩薩は、十一面観音、十一面観世音などとも呼ばれます。サンスクリット(梵語)では、エーカダシャ・ムカ・アヴァローキテーシュヴァラ・ボーディサットヴァといい、本体の顔以外に10または11の顔を持つ菩薩です。人々の苦悩に応じて大慈悲を行ずるところから千変万化の相となる観世音菩薩の変化身(へんげしん)の1つであり、その他、姿の特徴としては、頭部正面・宝冠の前面に阿弥陀如来の化仏(けぶつ)を表します。右手は垂下し、左手は蓮華を生けた花瓶を持っている姿が多いようです。六観音の1つでも表されています。多くの顔をもつ多面の十一面観音菩薩は、頭上の11面のうち、最上部の仏面は仏果を表し、衆生の無明煩悩...
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四天王(してんのう)

四天王とは、須弥山頂上の忉利天(とうりてん)に住む帝釈天の配下で、八部鬼衆を所属支配し、その中腹で仏教世界を護る四神です。東方を護る持国天(じこくてん)、南方を護る増長天(ぞうちょうてん)、西方を護る広目天(こうもくてん)、北方を護る多聞天(たもんてん)からなります。また、四大王(しだいおう)ともいいます。甲冑(かっちゅう)を着た武将姿で、岩や邪鬼の上に立っている像が多いようです。それぞれ武器を持っていますが、広目天は筆と巻物を持っている作例もあります。像は須弥壇の四隅にそれぞれ配置されるか、向かって左から広目天、増長天、持国天、多聞天の順に置かれるのが通例です。『日本書紀』によれば、仏教をめ...
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釈迦三尊(しゃかさんぞん)

釈迦像を中心に、左右の脇侍(きようじ)として菩薩、天、もしくは羅漢を配した形式を釈迦三尊と呼びます。両脇侍には、向かって右に騎獅の文殊菩薩・向かって左に乗象の普賢菩薩の二菩薩を配する例が多いようですが、薬王菩薩・薬上菩薩の二菩薩、梵天・帝釈天の二天部、迦葉尊者(かしよう)・阿難尊者(あなん)の二尊者を置くこともあります。ちなみに、例にあげた画像の釈迦三尊像の脇侍は向かって右に薬王菩薩・向かって左に薬上菩薩と寺に伝えられているとのことです。(釈迦三尊像 法隆寺金堂)<< 戻る
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聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)

聖観音菩薩は、聖観音、正観音などとも呼ばれます。サンスクリット(梵語)では、アーリア・アヴァローキテーシュヴァラ・ボーディサットヴァといい、世間の出来事を自在に観察して、その苦悩から救済する菩薩です。聖観音菩薩像は、如来像のように出家者の姿ではなく、ブッダが出家をする前のインド貴族(王族)の姿が見本となっています。たくさんの装飾品をつけているのも特徴です。千変万化の相となる観世音菩薩のうち、一面二臂の姿で独尊として祀られる場合に、聖観音菩薩と呼ばれることが多いようです。六観音の一つともされています。姿の特徴としては、宝冠の前面に阿弥陀如来の化仏(けぶつ)を表す場合が多く、それで見分ける人が多い...
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鐘楼(しょうろう)

鐘楼とは、仏教寺院において時を告げるために打つ、大型の梵鐘を吊るすために設けられた建物のことをいいます。釣鐘堂、鐘楼堂、鐘撞き堂、撞楼などとも呼ばれます。山門と鐘楼が一体化したものを鐘門、鼓楼(太鼓)と鐘楼が一体化したものを鐘鼓楼といいます。なお、七堂伽藍の一つに数えられます。<< 戻る
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持国天(じこくてん)

持国天とは、須弥山(しゅみせん)の中腹に住み、帝釈天(たいしゃくてん)に仕え、乾闥婆(けんだつば)や毘舎闍(びしゃじゃ)といった眷属(けんぞく)を従えて東方を守護する四天王の一尊として知られています。梵語名はドリタラーシュトラといい、提頭頼叱(だいずらた)と音写されます。「国土を支えるもの」との意味を持つことから「持国天」と呼ばれます。宝髻(ほうけい)を結い、天冠台(てんかんだい)を被っています。手には宝珠(ほうじゅ)や三鈷戟(さんこげき)、剣を持っています。革製の甲冑を身に着けた唐(中国)代の武将風の姿で表され、忿怒(ふんぬ)の表情で邪鬼を踏みつけるなど、その姿は様々な表現がされています。(...
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准胝観音菩薩(じゅんていかんのんぼさつ)

准胝観音菩薩は、准胝観音、准胝仏母、准胝観世音菩薩、天人丈夫観音などとも呼ばれます。準胝観音または準提観音とも書かかれまづ。サンスクリット(梵語)では、チュンディー・アヴァローキテーシュヴァラ・ボーディサットヴァといい、チュンディーとは「清浄」「妙なる」の意味で、インドでヒンドゥーの女神ドゥルガーの影響を受けて成立したと考えられています。また、七倶胝仏母(しちくていぶつも)とも呼ばれ、サンスクリット(梵語)では、サプタコーティブッダ・マートリといい、「七千万の仏の母」「過去無量諸仏の母」の意味です。人々の苦悩に応じて大慈悲を行ずるところから千変万化の相となる観世音菩薩の変化身(へんげしん)の1...
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釈迦如来像(しゃかにょらいぞう) 

釈迦如来、釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)について、このページでは主に造像さた仏像としての釈迦如来像、釈迦牟尼仏像、釈迦仏像、釈迦像について書きます。如来とは悟りを開いた仏の姿で、釈迦如来像は全ての仏像の基本形といえます。衣服は全身を覆う一枚の衲衣(のうえ)や大衣(だいえ)の布を着て、装飾品は身につけず、持物は何も持っていません。頭部は螺髪(らほつ)と呼ばれる髪型で、中央部は頂髻相(ちょうけいそう)・肉髻(にっけい)を表していて盛り上がっています。眉間には白毫(びゃくごう)があります。その他、原則として仏の三十二相(さんじゅうにそう)に倣っています。釈迦如来の代表的な印相(いんぞう)・印契(いんげ...
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呪文に通じたバラモン・ティッサ

呪文に通じたバラモン・ティッサは『スッタニパータ【第2 小なる章】2、なまぐさ』に登場する。上記の章には過去七仏の六番目に数えられる迦葉仏より教えられたことが書かれている。また、最初の3つの詩がティッサの言葉だと考えられている。以下抜粋。239 「稷・ディングラカ・チーナカ豆・野菜・球根・蔓の実を善き人々から正しい仕方で得て食べながら、欲を貪らず、偽りを語らない。240 よく炊かれ、よく調理されて、他人から与えられた純粋で美味な米飯の食物を舌鼓って食べる人は、なまぐさを食うのである。カッサパよ。241 梵天の親族(バラモン)であるあなたは、おいしく料理された鳥肉と共に米飯を味わって食べながら、...
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ジャーヌッソーニ・バラモン

ジャーヌッソーニ・バラモンは『スッタニパータ【第3 大いなる章】9、ヴァーセッタ』内でお釈迦様の生きていた時代、コーサラ国のイッチャーナンガラ村に住んでいる著名なバラモンとして紹介されています。<< 戻る
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学生ジャトゥカンニン

学生ジャトゥカンニンは『スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】12、学生ジャトゥカンニン』内に登場するバーヴァリ・バラモンの弟子で、お釈迦様に質問します。<< 戻る
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志村けん(しむらけん)

コメディアン。 ザ・ドリフターズ(ドリフ)メンバー。東村山市名誉市民。イザワオフィス所属。本名は志村康徳で、構成作家としては本名名義で活動。代表番組「天才!志村どうぶつ園」「志村でナイト」「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」「ドリフ大爆笑」「8時だョ!全員集合」」「志村けんのバカ殿様」「志村けんのだいじょうぶだぁ」など曲「東村山音頭」など映画「鉄道員」などドラマ「エール」など生誕 1950年2月20日命日 2020年3月29日瑞心院喜山健徳居士<< 戻る
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ジャニー喜多川(ジャニーきたがわ)

実業家・芸能プロモーター・音楽プロデューサーで、ジャニーズ事務所、ジェイ・ドリーム、ジャニーズ出版、ヤング・コミュニケーション、つづきスタジオの創業者。愛称は「ジャニーさん」。血液型はAB型。 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。3人姉弟の末子でメリー喜多川は姉。その娘で、ジャニーズ事務所の代表取締役社長(2代目)になった藤島ジュリー景子は姪にあたる。アメリカ・ロサンゼルスに高野山真言宗米国別院の第3代主監(僧侶)で、1946年(昭和21年)2月から1948年(昭和23年)2月まで、プロ野球チーム「ゴールドスター(1947年に「金星スターズ」に改称)」のマネージャーだった喜多川諦...
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チューラパンタカ(周利槃陀伽)

チューラパンタカはお釈迦様の弟子です。音写で周利槃陀伽、周利槃陀迦、周利槃特などがあり、略して、修利、周陀、周梨、槃特、注荼、半託迦などがある。意訳して、小道路、路辺生とも呼ばれます。お釈迦様の弟子になったのは兄・マハーパンタカの勧めからでしたが、4か月を経ても何も記憶できず、見かねた兄は在家に戻そうとしました。お釈迦様はこれを知って、チューラパンタカに1枚の布を与え、「塵を除く、垢を除く」と唱えさせ、拭き掃除を任せました。チューラパンタカはそれにより、落とすべき汚れとは、貪、瞋 、痴という心の汚れだと悟り、すべての煩悩を滅し、阿羅漢果を得たとされます。<< 戻る
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塩月弥栄子(しおつきやえこ)

茶道家、冠婚葬祭評論家。茶名は宗芯(そうしん)。茶道裏千家的伝名誉教授、淡交会顧問を務めた。旧姓は千(せん)、父は裏千家14世家元碩叟宗室。庶民の着物とは異なる補正や道具などを多用する着付けの方法や着付け教室やその免状システムを戦後広めた人物であるとされる。塩月弥栄子の墓は、東京都港区の青山霊園にある。墓域には五輪塔と「夢」と刻まれた墓があり、左横に墓誌が建つ。生誕 1918年4月4日命日 2015年3月8日陽和院温光弥栄大姉<< 戻る
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周富徳(しゅうとみとく)

広東料理の料理人。神奈川県横浜市中区山下町の横浜中華街出身。愛称は「炎の料理人」。生誕 1943年3月11日命日 2014年4月8日<< 戻る
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島倉千代子(しまくらちよこ)

演歌・歌謡曲歌手。東京府東京市(現在の東京都)品川区北品川出身、日本音楽高等学校卒業。愛称は「お千代さん」。『人生いろいろ』生誕 1938年(昭和13年)3月30日命日 2013年(平成25年)11月8日寳婕院千代歌愛大姉(東海寺大山墓地)<< 戻る
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信仰(しんこう)

巴語(パーリ語) saddha サッダー信仰(saddha)とは、正しいことを信じるということです。仏教における「信」の特質とされます。・「老いた日に至るまで戒しめをたもつことは楽しい。信仰が確立していることは楽しい。明らかな知慧を体得することは楽しい。諸々の悪事をなさないことは楽しい。」(ダンマパダ 333偈)<< 戻る
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師僧(しそう)

師僧とは、師と仰がれる僧のこと、師弟関係における師匠のことです。また、和尚さん、お坊さんという程度で使われる場合もあります。・「時に奘云く、真実求法の為には、有漏の父母師僧の障縁をすつべき道理、然るべし。」(『正法眼蔵随聞記』96、先師全和尚入宋せんとせし時)<< 戻る
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十二処(じゅうにしょ)

十二処とは、主観に属する六つの機官である六根と、客観に属する六種の対象である六境のことです。主観面である内的な六つの場と、客観面である外的な六つの場とに、対応関係があるのをまとめたもの。三科の一つ。12処。①眼と色・形との対立関係②耳と音声との対立関係③鼻と香りとの対立関係④舌と味との対立関係⑤皮膚と触れられるものとの対立関係⑥心と考えられるものとの対立関係見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触れる・知り思う、の六種の心の働きを起こす側と、それらの働きの起こされる対象である次の、見られるもの・聞かれるもの・嗅がれるもの・味わわれるもの・触れられるもの・知られ思われるもの、とをいいます。・「妄愛という母と...
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白井義男(しらいよしお)

プロボクサー。東京市荒川区出身。元世界フライ級王者である。日本人として初めての世界王者となり、平成世代の現在とは違い、当時は世界王座までの距離が比べ物にならないほど遠かった時代のチャンピオンとしても高い評価を得ている。生誕 1923年11月23日命日 2003年12月26日<< 戻る
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衆寮(しゅりょう)/看読寮(かんどくりょう)

衆寮とは、禅宗寺院の境内にある僧堂とは別にある学問所のことで、雲水はそこで経典や語録を読み心を磨きます。看読寮、看読所ともいいます。(總持寺-神奈川県横浜市鶴見区の衆寮/扁額「古教照心」は、祖師方の教えの光によって心を照らせ、心をみがけ、という意味。現在は一般参禅者の坐禅堂として利用されている。)・「爾時寛元二年甲辰二月十五日在越州吉田県吉峰精舎示衆 弘安二年六月廿三日在永平禅寺衆寮書写之」(「正法眼蔵」如来全身)※正法眼蔵が永平寺の衆寮で書写されていたことが分かる記述で、学問所として機能していたことが分かります。・「ある禅師の会に一僧あり。金像の仏と、また仏舎利とを崇め用いて、衆寮等にも有っ...
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直歳(しっすい)

直歳とは、寺の修理、器物の整備などの労務を担います。六知事の一つ。・「いわゆる知事とは、都寺、監寺、副寺、維那、典座、直歳あり。味数議定し了らば、方丈衆寮等の厳浄牌に書呈せよ。」(『典座教訓』2、心が整えば味も整う)<< 戻る
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真言八祖(しんごんはっそ)

真言八祖とは、真言密教における8人の祖師のことです。付法の八祖、伝持の八祖という真言密教には2つの八祖があります。いずれの系譜も日本真言宗の宗祖となる空海に帰結します。付法の八祖は、教えの系譜として、①大日如来、②金剛薩埵、③龍猛、④龍智、⑤金剛智、⑥不空、⑦恵果、⑧空海伝持の八祖は、日本に伝わるまでの歴史に関わった系譜として、①龍猛、②龍智、③金剛智、④不空、⑤善無畏、⑥一行、⑦恵果、⑧空海<< 戻る