須臾とは、「しばらく」「少しの間」「瞬時」の意味を持ち、時間の単位を表します。『大毘婆沙論』『倶舎論』では、牟呼栗多(むこりった)と表記されています。それによると、
1昼夜 = 30牟呼栗多(須臾)
1牟呼栗多(須臾) = 30臘縛(ろうばく)
『摩訶僧祇律』では、
1昼夜 = 30須臾
1須臾 = 20羅予(らよ)
1昼夜とは24時間で、1440分 = 30須臾
よって、1須臾は約48分を表します。
ただし、上記は一例で、この単位が表す時間の程度には使われ方によって幅があります。
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