有漏(うろ)

仏教を本気で学ぶ

有漏とは、人間の肉体的に外に漏れ出る不浄物があることです。また、人間の精神的に煩悩のけがれがあることをいいます。汚れのあること、煩悩のあることをいいます。無漏の対。

「ウロウロする」という言葉は、どうしてよいのか分からずに、あちこちと動き回る様が煩悩に惑わされているように見えたことから「有漏有漏」→「ウロウロする」となりました。

梵語(サンスクリット語) sāsrava サースラバ
巴語(パーリ語) 

・「時に奘云く、真実求法の為には、有漏の父母師僧の障縁をすつべき道理、然るべし。」(『正法眼蔵随聞記』96、先師全和尚入宋せんとせし時

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