ゴータマとは、お釈迦様の生家の性です。牛(go)に最上級の接尾辞がついた形で「最も優れた牛」という意味です。仏典ではこの姓によってお釈迦様のことを意味します。種族の名前が釈迦族といい、太陽の末裔と称していたことから、太陽崇拝の影響が見られます。ゴータマ・ブッダ。ゴータマ・シッダッタ。ガウタマ・シッダールタ。
梵語(サンスクリット語) Gautama ガウタマ
巴語(パーリ語) Gotama ゴータマ
・「ゴータマの弟子は、いつもよく覚醒していて、その心は昼も夜も瞑想を楽しんでいる。」(スッタニパータ 301偈)
・「姓に関しては太陽の裔といい、種族に関しては釈迦族(釈迦族)といいます。王さまよ。わたしはその家から出家したのです。欲望をかなえるためではありません。」(スッタニパータ 423偈)
・「あなたはわたくしに疑惑のあるのを知って、わたくしの疑いをはらして下さいました。わたくしはあなたに敬礼します。聖者の道の奥をきわめた人よ。心に荒みなき、太陽の末裔よ。あなたはやさしい方です。」(スッタニパータ 540偈)
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