十二天とは、須弥山(しゅみせん)に住む天部の護法善神諸尊12種の総称です。バラモン教、ヒンドゥーの神が仏教に取り込まれたもので、東・西・南・北の四方と東北・東南・西北・西南を護る八方天に、天・地の二天と日・月の二天を加えて十二天としたものです。
・帝釈天(たいしゃくてん)Indra・インドラ 東
・火天(かてん)Agni・アグニ 東南
・焔摩天(えんまてん)Yama・ヤマ 南
・羅刹天(らせつてん)Rākṣasa / Nirṛti・ラークシャサ / ニルリティ 西南
・水天(すいてん)Varuṇa・ヴァルナ 西
・風天(ふうてん)Vāyu・ヴァーユ 西北
・毘沙門天(びしゃもんてん)Vaiśravaṇa・ヴァイシュラヴァナ 北
・伊舎那天(いざなてん)Īśāna・イシャーナ 東北
・梵天(ぼんてん)Brahmā・ブラフマー 天(上)
・地天(じてん)pṛthivī・プリティヴィー 地(下)
・日天(にってん)Sūrya / Āditya・スーリヤ / アーディティヤ 日
・月天(がってん)Candra・チャンドラ 月
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