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八部鬼衆(はちぶきしゅう)

八部鬼衆とは、四天王に仕え仏法を守護する8種族の鬼神です。乾闥婆(けんだつば)、毘舎闍(びしゃじゃ)、鳩槃荼(くばんだ) 、薜茘多(へいれいた)、那伽(ナーガ、龍神)、富單那(ふたんな) 、夜叉(やしゃ)、羅刹(らせつ)。もとは古代インドの鬼神でしたが、仏教に帰依して仏法の守護神となりました。また、どれも集団の名であり、個別の神をさすものではありません。<< 戻る
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法堂(はっとう)

仏教寺院において住持や講義僧が修行僧に仏教経典の講読や説法を行い、指導にあたる主要な建物で、法会、儀式を行うところを法堂といいます。法堂は主に禅宗で使われる言葉で、他宗では講堂と呼ばれます。また、法堂のみの機能ではなく、例えば、建仁寺では、仏殿を兼ね備え、總持寺では、開山堂を兼ね備えています。なお、七堂伽藍の一つに数えられます。(法堂 建仁寺)<< 戻る
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馬頭観音菩薩(ばとうかんのんぼさつ)

馬頭観音菩薩は、馬頭観音、馬頭観世音菩薩、馬頭明王などとも呼ばれます。サンスクリット(梵語)では、ハヤグリーヴァ・アヴァローキテーシュヴァラ・ボーディサットヴァといい、ハヤグリーヴァとは「馬の首」の意味で、ヴィシュヌ神の異名でもあり、インドでヒンドゥーの影響を受けて成立したと考えられています。人々の苦悩に応じて大慈悲を行ずるところから千変万化の相となる観世音菩薩の変化身(へんげしん)の1つであり、その他、姿の特徴としては、頭部正面・宝冠の前面に阿弥陀如来の化仏(けぶつ)を表します。坐像、立像ともにあり、体色は赤く、目尻を吊り上げ、怒髪天を衝き、牙を剥き出した忿怒相で、頭が馬のものと、馬の頭飾り...
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跋陀婆羅菩薩(ばっだばらぼさつ)

跋陀婆羅菩薩はインドの言葉ではバドラパーラと呼ばれます。中国に入り漢字に音訳され跋陀婆羅菩薩となりました。この跋陀婆羅菩薩は『首楞厳経』(しゅりょうごんきょう)に記されている菩薩で、十六人の菩薩が風呂の供養を受けた際、跋陀婆羅菩薩をはじめ菩薩達が忽然として自己と水が一如であることを悟ったことが記されています。その因縁から浴室の守り本尊として、お祀りするようになりました。また、禅宗でいう浴室は七堂伽藍の一つとして数えられ、僧堂・東司(とうす:トイレ)と共に「三黙道場(会話談笑することを誡める三所のこと)」とされます。禅宗では清規(しんぎ:生活規則))によって月の内、四と九の付く日(四九日、しくに...
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バーラドヴァージャ青年

バーラドヴァージャ青年は『スッタニパータ【第3 大いなる章】9、ヴァーセッタ』内に登場するお釈迦様の弟子です。バラモンの家に生まれ、バラモンの師であるタールッカについて学び、ヴェーダの語句と文法とに精通していましたが、コーサラ国のイッチャーナンガラ村においてヴァーセッタ青年とのやりとりから、「生まれによってバラモンとなるのか、それとも行いによってバラモンになるのか」をお釈迦様に質問します。<< 戻る
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パスーラ

パスーラは『スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】8、パスーラ』内に登場してお釈迦様に論争を挑んだと思われる記述があります。<< 戻る
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バーヴァリ・バラモン

バーヴァリ・バラモンは『スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】1、序』内に登場してお釈迦様に自分の弟子たちを向かわせる記述があります。また、その【第5 彼岸にいたる道の章】にはバーヴァリ・バラモンの16人の弟子が登場します。・師は言われた、「彼の年齢は百二十歳である。彼の姓はバーヴァリである。彼の肢体には三つの特徴がある。彼は三ヴェーダの奥義に達している。」(1019偈)<< 戻る
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学生バドラーヴダ

学生バドラーヴダは『スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】13、学生バドラーヴダ』内に登場するバーヴァリ・バラモンの弟子で、お釈迦様に質問します。<< 戻る
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田を耕すバラモン・バーラドヴァージャ

田を耕すバラモン・バーラドヴァージャは『スッタニパータ【第1 蛇の章】4、田を耕すバーラドヴァージャ』に登場する。ブッダの弟子となり、悟りを得る。<< 戻る
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火に事えるバラモン・バーラドヴァージャ

火に事えるバラモン・バーラドヴァージャは『スッタニパータ【第1 蛇の章】7、賤しい人』に登場する。ブッダの在俗信者となる。<< 戻る
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スタンダリカ・バーラドヴァージャ

スタンダリカ・バーラドヴァージャは『スッタニパータ【第3 大いなる章】4、スタンダリカ・バーラドヴァージャ』に登場するお釈迦様の弟子です。上記の章でバラモンの家に生まれたスタンダリカ・バーラドヴァージャはお釈迦様に質問する様子が記されています。<< 戻る
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パクダ・カッチャーヤナ(迦羅鳩馱迦旃延)

パクダ・カッチャーヤナは『スッタニパータ【第3 大いなる章】6、サビヤ』に登場する仏教の側から見て異端だと見なされた六師外道の1人です。パクダ・カッチャーヤナは、要素集合説者で、人は地・水・火・風の四元素と、苦・楽および命(霊魂)の7つの要素で構成され、それらは不変不動で相互の影響はないと主張していました。<< 戻る
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セーラ・バラモン

セーラ・バラモンは『スッタニパータ【第3 大いなる章】7、セーラ』に登場するお釈迦様の弟子です。上記の章でセーラ・バラモンの信奉者である結髪の行者ケーニヤがお釈迦様に食事を供養する準備をしていたことを切っ掛けにお釈迦様の弟子になったことが記されています。<< 戻る
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富商パーヴァーリカ

富商パーヴァーリカは『ブッダ最後の旅【第1章】3、旅に出る』内に登場するナーランダ村のマンゴー林の持ち主で、お釈迦様は旅の途中でそこに滞在しました。<< 戻る
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マハーパンタカ(摩訶槃陀伽)

マハーパンタカはお釈迦様の弟子です。音写で周利槃陀伽、摩訶槃陀迦、摩訶槃特などがあります。賢い上に努力家で、お釈迦様の弟子となると、すぐに周囲から尊者と認められる存在でした。チューラパンタカ(周利槃陀伽)は弟です。<< 戻る
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薄拘羅(はくら/ヴァックラ)

薄拘羅はお釈迦様の弟子です。病をしなかったことから、無病第一、また、伝承によると160歳まで長く生きたため長寿第一と称されます。巴語でBākula,Bakkula,Vakkula(バックラ、ヴァックラ)、梵語でDvākula(ヴァックラ)ということから音写して、薄拘羅、摩倶羅、婆拘羅、婆駒羅、薄拘櫨などと記述されます。意訳では、善容、偉形、重姓、仁姓、類親などの記述があります。テーラガーター(長老偈経)に伝えられるところによると、ヴァンサ国、コーサンビーの長者の子として生まれ両親から寵愛されましたが、ある日、実母がヤムナー河で彼を抱き沐浴していたところ、誤って落ちてしまい大魚に呑まれてしまいま...
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萩原流行(はぎわらながれ)

俳優、タレント、ダンサー。主な作品/舞台『ホワイトレビュー』など、映画『蒲田行進曲』、テレビドラマ『家なき子2』など多数。生誕 1953年4月8日命日 2015年4月22日<< 戻る
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坂東三津五郎(10代目)(ばんどうみつごろう)

十代目 坂東 三津五郎は、日本の俳優、歌舞伎役者。日本舞踊坂東流家元。屋号は大和屋。定紋は三ツ大、替紋は花勝見。俳名は一万尺。生誕 1956年(昭和31年)1月23日命日 2015年(平成27年)2月21日香藝院爽進日壽居士<< 戻る
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原哲男(はらてつお)

お笑い芸人、俳優。吉本新喜劇では1969年に座長を務める。「誰がカバやねん!」「死なん程度に殺したる」などのギャグがある。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。生誕 1934年(昭和9年)3月21日命日 2013年(平成25年)1月11日<< 戻る
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はらたいら

男性漫画家、随筆家、タレント。血液型B型。高知県香美郡土佐山田町出身、東京都文京区小石川に居住していた。『クイズダービー』の1976年8月7日放送分にゲスト出場者の一人として出演。翌年の1月22日放送分からは黒鉄ヒロシと交代する形で3枠レギュラーに着任し、番組が終了するまで15年に渡り活躍した。番組出演記録は竹下景子に次いで第2位の記録である。1972年『週刊漫画ゴラク』の連載『モンローちゃん』がヒットする。その後、1980年 サンケイ新聞の『ルートさん』、1988年 北海道新聞や中日新聞、西日本新聞の各夕刊連載の『セロりん』、1981年 - 1983年,1989年 - 1990年 日本経済新...
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バーミヤン石窟・世界最大の大仏立像の爆破

バーミヤン石窟(せっくつ)はアフガニスタン東部のヒンドゥクシュ山脈中にある石窟寺院群です。中央アジア・インド・ペルシャ(今のイラン)をむすぶ交通の要所で、数百の仏教石窟が開かれました。5世紀ころつくられた高さ55mと38mの大仏がありましたが、2001年3月12日にイスラム過激派勢力によって爆破破壊されました。唐(中国)の僧・玄奘(げんじょう)もここをおとずれました。<< 戻る
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真言八祖(しんごんはっそ)

真言八祖とは、真言密教における8人の祖師のことです。付法の八祖、伝持の八祖という真言密教には2つの八祖があります。いずれの系譜も日本真言宗の宗祖となる空海に帰結します。付法の八祖は、教えの系譜として、①大日如来、②金剛薩埵、③龍猛、④龍智、⑤金剛智、⑥不空、⑦恵果、⑧空海伝持の八祖は、日本に伝わるまでの歴史に関わった系譜として、①龍猛、②龍智、③金剛智、④不空、⑤善無畏、⑥一行、⑦恵果、⑧空海<< 戻る
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八正道(はっしょうどう)

八正道とは、①正見(正しい見解)、②正思惟(正しい決意、正しい思い)、③正語(正しい言葉)、④正業(正しい行為)、⑤正命(正しい生活)、⑥正精進(正しい努力)、⑦正念(正しい思念、正しい気づかい)、⑧正定(正しい瞑想、正しい心の落ち着き)の八つの修行のことです。八聖道ともいいます。ブッダは、「苦諦」「集諦」「滅諦」「道諦」の四つの真理(四諦)を熟知し、中道、つまり八正道を実践すれば、一切の苦しみから解脱できると説きました。・「さとれる者(仏)と真理のことわり(法)と聖者の集い(僧)とに帰依する人は、正しい知慧をもって、四つの尊い真理を見る。すなわち(1)苦しみと、(2)苦しみの成り立ちと、(3...
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彼岸(ひがん)

彼岸とは、完全な理想の境地のことです。迷いの此岸に対して、悟りの世界をいいます。ニルヴァーナの境地。無為の岸。彼岸にいたること、完成することを「到彼岸」といいますが、梵語(サンスクリット語)では「pāramitā」となり、音訳して「波羅蜜多」と表示されます。これは「般若心経」の一節でもあるため聞き覚えのある方も多いかもしれません。日本で一般的に使われている「彼岸」という言葉は「到彼岸」を略したものだという説もあります。「彼岸会」もしくは春と秋の「お彼岸」のことを指して単に「彼岸」と呼ぶことも多いです。彼岸会とは、日常の苦しい生活を脱し、楽しい精神生活を送るために、仏法を聞き、行いを正しくする日...
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浜村純(はまむらじゅん)

俳優。新倉事務所に所属していた。 戦前は新築地劇団や劇団文化座などに所属して舞台俳優として活動。戦後は映画俳優として、数多くの話題作や名作に出演する。総出演本数は約300本に上る。ラジオ「ありがとう浜村淳です」で本人が「自分が死んだ時に戒名を付けてくれるなら「おしゃべり院ぺちゃくちゃ居士」にして欲しい」と言っていたという。生誕 1906年2月7日命日 1995年6月21日<< 戻る
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ハナ肇(ハナはじめ)

ドラマー、コメディアン、俳優。コミックバンド「ハナ肇とクレージーキャッツ」のリーダーであり、同バンドのドラマーでもある。東京府北豊島郡長崎町生まれ、工学院工業学校土木科中退。1990年10月13日、特選校友として学長より証書を授与され卒業を認められる。生誕 1930年2月9日命日 1993年9月10日大友院紫雲定光居士<< 戻る
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服部良一(はっとりりょういち)

作曲家、編曲家。また作詞家として村雨 まさを(むらさめ まさお)の名がある。大阪府大阪市東住吉区(現・平野区)出身。天王寺区出生。国民栄誉賞受賞者。代表作としては『おしゃれ娘』『別れのブルース』『雨のブルース』『蘇州夜曲』『湖畔の宿』『山寺の和尚さん』『青い山脈』など多数。生誕 1907年10月1日命日 1993年1月30日<< 戻る
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長谷川町子(はせがわまちこ)

漫画家。日本初の女性プロ漫画家として知られる。代表作に『サザエさん』『いじわるばあさん』『エプロンおばさん』など。生誕 1920年(大正9年)1月30日命日 1992年(平成4年)5月27日<< 戻る
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林正之助(はやししょうのすけ)

吉本興業の創業者・吉本せい(林せい)の弟で、吉本興業元会長・社長。興行師、芸能プロモーター。 風貌、豪快な性格からあだ名を「ライオン」と呼ばれていた。生誕 1899年1月23日命日 1991年4月24日<< 戻る
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長谷川一夫(はせがわかずお)

俳優。旧芸名に林長丸、林長二郎。愛称は長さん。戦前から戦後の長きにかけて、日本映画界を代表する二枚目の時代劇スターとして活躍。主な作品・映画『雪之丞変化』『藤十郎の恋』『銭形平次捕物控』シリーズ、『地獄門』『近松物語』、テレビ『赤穂浪士』など多数。生誕 1908年2月27日命日 1984年4月6日照林院澄誉演雅一道大居士<< 戻る
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林家三平(初代)(はやしやさんぺい)

落語家。社団法人落語協会理事。東京市下谷区(現在の東京都台東区)根岸出身。通称は「根岸」。出囃子は『祭囃子』。主な作品『源平盛衰記』生誕 1925年11月30日命日 1980年9月20日志道院釋誠泰<< 戻る
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萩原雄祐(はぎわらゆうすけ)

天文学者。大阪府大阪市南区(現中央区)出身。旧制第一高等学校を経て東京帝国大学理学部卒業。日本学士院会員。天文学者としては主として天体力学の分野で大きな業績をあげている。1955年9月14日にゲーテ・リンク天文台で発見された小惑星には萩原の名前が付けられている。生誕 1897年3月28日命日 1979年1月29日<< 戻る