地図を見ていると、寺院の記号として「卍」を使っています。当然ながら国土地理院ウェブサイトにも、寺院の記号として「卍」を使っていることを書いています。有名な寺院や良い目標になるものを地図上にあらわしているとのことです。明治13(1880)年に決められた「佛閣」の記号として表記されたのが始まりで、現在でも国土地理院が定めた地図記号として変わっていません。実際にはどんな意味があるのかあまり知られていないようなので紹介します。
仏教で用いられる吉祥の印で、読み方は「まんじ」です。サンスクリット(梵語)では「スヴァスティカ」または「シュリーヴァトサ」といい、「幸運に相まみえる」の意味です。漢字では「卍字」または「萬字」「万字」で、卍が変化した字が「万」であるとする説もあります。仏・菩薩の胸・手・足などに現れた吉祥万徳(幸福と功徳)を示すとされます。
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