
断食(だんじき)
ブッダが悟りを得る前のこと(以下、「ブッダ」と書きます)、ウルヴェーラの苦行林で6年間の苦行を続け、それでも真理を見いだせないので、極端な苦行では真理どころか、無駄に心や身体を傷つけるだけであると気づきました。断食とは、全ての飲食を口に入れない絶食とは違い、徐々に食べることを減らす、決まった時間だけ食べる、決まったものだけ食べるなど、自身で飲食を管理する実践方法です。ブッダの断食は誰にも真似が出来ないほど厳しいものでした。一日一食から、徐々に二日間に一食、一週間に一食と減らしていき、とうとう何も食べないと決め、三週間が限度とされていた断食(この場合は絶食でしょうか)を2か月も続けたこともあった...