延暦23(804)年、31歳の時、それまで私度僧であったのを東大寺戒壇院(かいだんいん)で具足戒を受け公式に僧となり、この頃、名を空海とあらためたといわれています。同年7月6日、留学僧として遣唐使の一行と共に、肥前(長崎県)松浦郡田浦(たのうら)から唐へ出港します。遣唐使船4艘のうち2艘は沈没あるいは航行不能に陥ってしまいますが、天台宗を開いた最澄も、このときのもう1艘に乗って唐に渡りました。
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